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ドイツからWien Modernのお知らせが届いた①

9月に完全帰国をして一か月。ぼーっと山を見ていたら、ドイツの旧自宅からお手紙が届きました。ドイツでは、郵便局にお願いをすると引っ越し後数か月有料で配達物を新住所に送ってくれるサービスがあるんです。日本で田舎モードに突入していましたが、ふと送られてきたWien Modernのお知らせを見て、今、欧州のコンサート・シーズンだったことを思い出しました。今日は、そんな中から今回Wien Modernで、プログラミングされているオーストリアの若手世代作曲家について書いていこうと思います。

※10月末に施行されたオーストリア政府の方針で、コロナ感性の危険性を見て、11月3日以降のWien Modernのイベントは可能な限りストリーミング、場合によってはキャンセルのようです。ストリーミングの方法が決定しましたら、こちらの記事でもご紹介しようと思います(記:2020年11月1日)。

ぱらぱらとプログラムをめくっていたら、よく知っている名前が何人か。一人は、オーストリア移住当時からお世話になっていた作曲家のMatthias Kranebitter。1980年生まれ、ウィーンを拠点に活動しているオーストリア作曲家です。ドイツとオーストリアのシーンの違いについては、おいおい(個人的には、色々雑多にあるオーストリアの現代音楽シーンに愛着があります。12音技法以降、オーストリアがどうなっていったか)。

さて、Matthias Kranebitterの経歴から行きましょうか。

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