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同時代音楽のための月刊マガジン【無料】

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同時代に生きる音楽家のインタビュー、エッセイなどを月刊でお届けします。紙媒体のマガジンを目指して、記事ストック中です。 【音ポスト】 【ゆきちか日々の書簡 (不定期)】 【今日の… もっと読む
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#渡邉理恵

渡邉理恵に〇〇について聞いてみた(3)

ちょっときいてみたい音楽のはなし。第一弾は打楽器奏者、渡邉理恵さん。 インタビュー連載(2)はこちらから。 ――例えば、欧州では前述のムジークファブリックの「Studio Musikfabrik」や、先ほど名前が出たアンサンブルモデルンの「International Ensemble Modern Academy(IEMA)」、クラングフォルム・ウィーンの「Performance Practice in Contemporary Music(PPCM)」など多くのアンサンブ

渡邉理恵に〇〇について聞いてみた(2)

ちょっときいてみたい音楽の話。第一弾は打楽器奏者、渡邉理恵さん。 インタビュー連載(1)はこちらから。 ――そもそもこの時代に、現代音楽アンサンブルって機能してるんでしょうか。 30年前に現代音楽アンサンブルが欧州で乱立した時代があって、その老舗アンサンブルのメンバーも今は60代、入れ替わりつつあります。今の時代現代音楽アンサンブルを作る意味ってどの辺にあるんでしょうか。 理恵さんは、その辺りどのようなビジョンをお持ちでしょうか? 私が一時期参加していたアンサンブルは

渡邉理恵に〇〇について聞いてみた(1)

ケルン在住、打楽器奏者の渡邉理恵さんにお話を聞いてきました。理恵さんは、東京藝術大学を卒業されてからドイツ、カールスルーエ音楽大学にて研鑽を積まれ、それから欧州を中心に演奏活動をされています。 (インタビュアー:わたなべゆきこ) ――ちょっときいてみたいシリーズ第一弾は打楽器奏者の渡邉理恵さん。「現代音楽アンサンブルの可能性」というテーマでお話を伺いたいと思います。 理恵さんは、2005年にドイツに来て今現在は特定のアンサンブルに属さずにゲスト出演という形で演奏活動をされ