見出し画像

#040: 想いをつなぐ -能 狂言 鬼滅の刃 -

母と2人で、「能 狂言 鬼滅の刃」を観てきました!

若い頃に謡を習っていて、能や狂言が好きな母に
ちょっと早めの誕生日プレゼントを兼ねて。
母も「鬼滅の刃」のアニメを観ているので
ストーリーをよく知っています。

私は能も狂言も観るのは初めて。

名古屋能楽堂にて
満員御礼!

色々と心に残ったことはあるのですが
1つ挙げるとするなら
想いを繋ぐ
でしょうか。

ヒノカミ神楽

冒頭、炭治郎がお父さんからヒノカミ神楽を習う場面。
「円舞、火車、幻日虹・・・」と舞う2人。
そこで、
「うおおお・・・。この呼吸が想いとともに受け継がれて
最後には無惨さま(なぜか"さま"を付けてしまう)をッ!」と
目頭が熱くなりました。

実際、炭治郎のお父さんを演じておられる野村萬斎さんと
炭治郎を演じておられる大槻裕一さん(97年生まれだそうです)は
親子ほどの歳の差があるんですよね。
世代を超えて受け継いでいく感じがリアルでした。

かまぼこ隊

そして、炭治郎、善逸、伊之助の3人が出てくる演目では
若いお3方が堂々と、時には笑いも入れながら演じておられるのを観て
「ああ、若い世代がこうやって活躍してらっしゃるの、いいなあ・・・!」と胸がスッとするというか、とてもまぶしく感じました。
「舞台の上では、若い演者さんとベテランの皆さんが
一緒になって、それぞれの役割を果たしながら(謡や楽器、照明や音響も含め)1つの作品を作り上げていらっしゃる。
そのなかで、きっと、想いや技術が受け継がれていくのだろうなあ・・・」と思っていたら、
フワフワしていた感覚が消えて、どっしりと構えて座っているような、
不思議な感覚を味わいました。

親子共演も!

想いを繋ぐ

「演出がどうこう」とか「原作のここをこうアレンジ」とか
色々と楽しめることはもちろん他にもあったのですが
何よりも、物語の登場人物も、実際の役者さんたちも
想いを繋ぐ
そういう姿を見せてくださっていたように思えたことが
一番心に残りました。
鬼にも人にも想いはあって、
もしかすると剣士になるか鬼になるかは
紙一重の違いかもしれない。

パンフレットが入ってたバッグ


本音のキャリアを生きる

自分の想いに正直に生きていけたら。
そんな人が増えていって、
その姿を見ることで
周囲の人たちに「明日も生きよう」と思える元気が湧いてくる、
そんな世の中になれたら。

おまけ:
母もとても楽しめたようで、
しきりに「よく考えてあるね〜」「笛の音がすごく澄んでたね!」「鬼にも人だった時の気持ちがあるんよね。。。」「鼓があんなにいい音が出るなんて!」などと熱く、止まらぬ感想を話してくれました!
よかったよかった。

今回もお読みいただだき、どうもありがとうございました。
「スキ」や「フォロー」、コメントお待ちしております!




サポートお願いします! いただいたサポートは、書籍購入などのより良いアウトプットのための活動費に使わせていただきます!