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#042: 「人を助けるとはどういうことか」(エドガー・H・シャイン著)から、キャリコンとしての襟を正す

シャイン先生の「人を助けるとはどういうことか」を読みました。
問いかける技術」や「キャリア・アンカー」で
ご存知の方もいらっしゃるかと思います。

原題は「HELPING How to Offer, Give and Receive Help」


キャリアコンサルタントとして、私が今取り入れるポイントは何?

今回は
キャリアコンサルタントとして、私が今取り入れるポイントは何?
という問いをたてて読みました。

ご家族や同僚、チームメンバーに接する際にも
共通点があるかもしれません。

問いに対する答えをひとことで言うと、
2つのことに気をつけます!
です。

留意する2つのポイントとは?

その「気をつける2つのポイント」は、以下の通りです。

①時期尚早に知恵を伝える
これは、支援者側が「本当に求められているものが何か」を
知らないうちに、いきなり助言を与えてしまうこと。

「結構。わかりましたよ・・・あなたがとるべき行動は・・・」
「簡単ですよ。これから述べることを実行するだけでいいんです・・・」
「僕がそんな状況にいたときにやったことを話させてくれ」

P77

特に、身近な人に対してだったり、
過去に同じような問題を取り扱ったことがあったときに
言ってしまいそう。

②クライアントに解決策をやり通すスキルも能力もあると思い込む

これに陥ってしまうと、
クライアントに対して、自分の助言や提案が「正しい」と「説得
したくなるとのこと。
その結果、クライアントに妥当性を理解してもらうまで
議論や説明をしないといけなくなります。
相手が「議論モード」「あらさがしモード」になってしまいそうですね。
これでは、もしかすると役立つ助言や提案だったかもしれないのに
クライアントが行動に取り入れてくれなくなりそう。

「私の提案を理解していないようですね。もう一度説明させてください」
「あなたが渋るのももっともですが、だからこそ、私の提案が役に立つんです」
「きみは僕の話を聞いていないね。僕を信じてくれ。それをやってみるんだ」

P78

逆の立場で、私がクライアントだったとき、
似たような状況になったことがあります。
引用しているセリフよりも、もっとキツいことを言われました。
お金を払っているのはこっちなのに、なんでこんなこと言われないといけないんだろう・・・」と思いました。

この書籍からの学びに照らせば、
そのコーチの方は私に「提示した解決策をやり通すスキルも能力もある」と
思ってくださっていた可能性があります。
しかし、当時の私にはそんな風には到底思えず
ショックでした。
ただただ、「ハイ、そうですね」「それ、取り組んでみたいです」
と答えるのが精一杯で
「なぜそのように仰るのですか?」と
コーチの方の意図を確認することもできませんでした。

様々な対応策やワークが引き出しにあるが故に、
それを「お渡ししたい!」「これが役立つ!」と
思いすぎてしまうリスクは私にもあると思います。

どう活かす?

この書籍からの学びを踏まえ、
私がこれからとる行動は以下の3つです。

①どこまでいっても「仮説」だと考える
②相手がどう感じたいか?何をわかってほしいか?
 どうありたいか?を考える
③違和感など、感じたことを軽視しない


「紙1枚」読書法で読みました

今回も、「紙1枚」読書法でまとめながら読みました。

このように、「1枚」にまとめていきます

200ページ程度のビジネス書だと、
10-15分程度で目を通し、さらに10分程度でまとめることができます。
(今回の書籍は286ページありました)

30分かからずに本に目を通して、
人に伝えられる形で・仕事や生活に活かせるかたちで
「1枚に」まとめられるので
本当に助かっています。
今日は読書法の紹介記事ではないので
詳しくはまた。
これまで、何十人もの方にこの読書法をお伝えしてきましたが
初めての方でも毎回、自分の言葉でまとめられており
感謝の言葉をいただいています!!!
またどこかで読書法のワークショップ、開催しますね。

今回もお読みいただだき、どうもありがとうございました。
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