#042: 「人を助けるとはどういうことか」(エドガー・H・シャイン著)から、キャリコンとしての襟を正す
シャイン先生の「人を助けるとはどういうことか」を読みました。
「問いかける技術」や「キャリア・アンカー」で
ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
キャリアコンサルタントとして、私が今取り入れるポイントは何?
今回は
「キャリアコンサルタントとして、私が今取り入れるポイントは何?」
という問いをたてて読みました。
ご家族や同僚、チームメンバーに接する際にも
共通点があるかもしれません。
問いに対する答えをひとことで言うと、
2つのことに気をつけます!
です。
留意する2つのポイントとは?
その「気をつける2つのポイント」は、以下の通りです。
①時期尚早に知恵を伝える
これは、支援者側が「本当に求められているものが何か」を
知らないうちに、いきなり助言を与えてしまうこと。
特に、身近な人に対してだったり、
過去に同じような問題を取り扱ったことがあったときに
言ってしまいそう。
②クライアントに解決策をやり通すスキルも能力もあると思い込む
これに陥ってしまうと、
クライアントに対して、自分の助言や提案が「正しい」と「説得」
したくなるとのこと。
その結果、クライアントに妥当性を理解してもらうまで
議論や説明をしないといけなくなります。
相手が「議論モード」「あらさがしモード」になってしまいそうですね。
これでは、もしかすると役立つ助言や提案だったかもしれないのに
クライアントが行動に取り入れてくれなくなりそう。
逆の立場で、私がクライアントだったとき、
似たような状況になったことがあります。
引用しているセリフよりも、もっとキツいことを言われました。
「お金を払っているのはこっちなのに、なんでこんなこと言われないといけないんだろう・・・」と思いました。
この書籍からの学びに照らせば、
そのコーチの方は私に「提示した解決策をやり通すスキルも能力もある」と
思ってくださっていた可能性があります。
しかし、当時の私にはそんな風には到底思えず
ショックでした。
ただただ、「ハイ、そうですね」「それ、取り組んでみたいです」
と答えるのが精一杯で
「なぜそのように仰るのですか?」と
コーチの方の意図を確認することもできませんでした。
様々な対応策やワークが引き出しにあるが故に、
それを「お渡ししたい!」「これが役立つ!」と
思いすぎてしまうリスクは私にもあると思います。
どう活かす?
この書籍からの学びを踏まえ、
私がこれからとる行動は以下の3つです。
①どこまでいっても「仮説」だと考える
②相手がどう感じたいか?何をわかってほしいか?
どうありたいか?を考える
③違和感など、感じたことを軽視しない
「紙1枚」読書法で読みました
今回も、「紙1枚」読書法でまとめながら読みました。
200ページ程度のビジネス書だと、
10-15分程度で目を通し、さらに10分程度でまとめることができます。
(今回の書籍は286ページありました)
30分かからずに本に目を通して、
人に伝えられる形で・仕事や生活に活かせるかたちで
「1枚に」まとめられるので
本当に助かっています。
今日は読書法の紹介記事ではないので
詳しくはまた。
これまで、何十人もの方にこの読書法をお伝えしてきましたが
初めての方でも毎回、自分の言葉でまとめられており
感謝の言葉をいただいています!!!
またどこかで読書法のワークショップ、開催しますね。
今回もお読みいただだき、どうもありがとうございました。
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