大洪水伝説の真実

世界各地に残る大洪水伝説(神話)。
それは果たして本当にあった出来事なのか?

答えはyes。
ただし、それは水ではない。
天の世界の話である。
①流星群
②天体観測の方法

①の洪水は、夜空に沢山の流星群が降り注ぎ、それを目にした古代の人々は、神の怒りとして畏怖したに違いない。
当時はまだ流星群の正体は明らかではなかっただろう。
天の川が氾濫したと認識していたのではなかろうか。
流星群は数日に渡り降り注いだ。

1833年、しし座流星群が5万個/1時間も雨のように降り注いだ時、当時の人々は「世界の終わりだ」と畏怖したという。

②における洪水は、天体観測の方法が革新的に変化した事を指す。
ノアとは、天文を観察する一族・観測方法をいったのだろう(当時500〜600歳だったという)
何百年も天を観察し続け、蓄えた情報から天の川の氾濫時期(流星群)を予測した。

だが当時一般的に用いられていた観測方法では、計測が困難であり、ノアが提唱したやり方で、天体観測の古い常識が一掃された。

天体観測は微細な動きを絶えず修正する必要があるのだ。
閏年も放置すれば、100年後には25日の誤差になる。つまり、1ヶ月近く季節はズレる。
春だと思っていたらまだ冬なんて事が起こる。

この微細なズレを修正する方法を考えるのも、ノアの仕事であった。
むしろ、この誤差を放置できる人がこの職についてはいけない。
完全なる予測が必要とされたから。
農耕に関する情報を伝達するのは、王の権威付に必要な仕事であったから。


ギルガメッシュ叙事詩における大洪水の記述。
アシの小屋よ、アシの小屋よ、壁よ。アシの小屋よ聞け、壁よ察せよ。ウバルトゥトゥの子、シュルッパクの人よ。家をこわし、舟をつくれ。持物をあきらめ、おまえのいのちを求めよ。品物のことを忘れ、おまえのいのちを救え。すべての生きものの種を舟に運びこめ。おまえがつくるべき舟は、その寸法をきめられたとおりにせねばならぬ。その幅と長さとをひとしくせねばならぬ。(その(底面の)表面積は1イクー(60m×60m)、その4壁の高さは10ガル(60m)、その覆い板の幅はそれぞれ10ガル(60m)。つまり文字通りの箱舟(立方体)であった。舟は七階建てで、各階には九室あったようだ。)七日目に舟は完成した。

この物語が真実を教えてくれている。
60進法。および立方体(方舟)
アシとは葦ー正確な物差しである。
60進法は、小数点まで計算可能であり、天文学で用いられた。
それまで用いていた進法では計算できない微細な数字を割り出した。
そして、地球を立方体に収めた。
その立方体を7階建ての各階9室(3×3)。
4面(東西南北)×21区画、2面(上下)×9区画で102区画。
これは、星の住所になる。緯度、経度の概念である。


黄道十二宮には様々な動物が配置されている。
黄道に限らず、星図は生活に密着した動物や物で溢れているが、配置された区画には、その地球上の地域の象徴があてがわれている。地理学である。


天体観測者は星がどう動いたか、方舟を観察して、その動きを計測した。

洪水後、3羽の鳥を放つのは、計算精度を確認する何らかの作業を象徴している。

大洪水伝説は、流星群の出現及び天体観測法の天変地異を象徴した物語であると言える。




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