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ポーラ美術館を巡って(神奈川県・箱根町)

<美術館紹介>

2002年9月にポーラ化粧品の創業家である鈴木常司氏が収集した美術品約9500点を展示するため開館しました。所蔵する集めたコレクションは、西洋絵画、日本の洋画、日本画、版画、彫刻、東洋陶磁、日本の近現代陶芸、ガラス工芸、化粧道具など多岐にわたりますが、モネ・ルノアールなど印象派の充実度は群を抜いています。

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入口のガラスデザインが印象的です。

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富士箱根伊豆国立公園に位置し、「箱根と自然と美術の共生」のコンセプトのもと、ブナやヒメシャラなどが見られる遊歩道を有しています。

周囲には数多くの美術館がありますが、ポーラ美術館は少し離れた場所になります。「小田原駅」 または「箱根湯本駅」より美術館直通バスあり。箱根登山鉄道「強羅駅」より観光施設巡りバスにて13分「ポーラ美術館」下車。星の王子さまミュージアムや箱根ラリック美術館との組み合わせで大分お得に入場できます。

<訪ねた日>

2020年7月25日

<展示に関して>

モネとマティス もうひとつの楽園を開催していました。19世紀から20世紀にかけて、急速な近代化や度重なる戦争などの混乱した社会状況のなか、「ここではないどこか」への憧れが、文学や美術の中にも表れます。

中でもクロード・モネ(1869~1954)とアンリ・マティス(1869~1954)は、庭や室内の空間を自らの思うままに構成し、現実世界のなかにいわば「楽園」を創り出した点において、深く通じ合う芸術家であると言えます。二ヶ所、モネとマティスのお部屋のパネル前でのみ、撮影可能でした。その下は貨物列車という作品です。(図録より)

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あと図録から展示されていた作品を2つ紹介します。

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マティスはの作品・鏡の前の青いドレス・リュートも載せておきます。(パンフより)

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あと、所蔵品展も開催されていました。

岡田三郎助氏のあやめの衣や藤島武二氏の女の横顔など日本画のコレクションにも驚きの連続でした。西洋画はルノワールやゴッホ、ピカソ、シャガールの作品がずらりと並び、美術の教科書でみたことになる親しみのある作品を鑑賞する機会になりました。この常設展の展示が変わる時期に再訪すれば、前回とは違った名作に触れられるところがポーラ美術館の凄いところですね。現在の展示は11月頭までのようです。

<売店に関して>

かなり、大きめのmuseumshopです。

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葉書からエコバック、子供の工作キット、食器まで盛りだくさんなので、こちらのお時間も余裕を持って買い物をしてください。

モネ作品集とシュルレアリスムの図録に加えて、夏なのでモネの睡蓮のレターセットとクリアファイルを買いました。

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<カフェに関して>

1階はアレイという欧風料理のレストラン。こちらは混んでいたので入りませんでした。

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私は2階のカフェ・チューンでモネの睡蓮を思わせるゼリーを頂きました。その場で、ノンアルコールシャンパンを注いで下さり気分が上がりました。

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