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水が無い。近状とビルの空

 言いたくないが流石に暑すぎる。日中の気温は35℃前後をキープすること早1ヶ月、雨も降らぬ。ここは雪国なのだから夏くらい涼しくしろ、地球。元来より暑さに滅法弱い体質であるが、室内引き籠もりの生活とはいえ、流石に疲労が溜まってきている。

 定期的に駄文を錬成しないと気が済まない体質でもあるが、思い立ってから1ヶ月以上が経過していた。暑くて脳細胞が半分くらい死んでいる可能性と、なにより集中力がゼロ以下のマイナス値に突入している。それ自体がどんな状態なのかは突っ込まないでほしい。とりあえず感じろ。なんかそういうやつだ。暑いんで。

 そんな心身共に脆弱すぎる引き籠もりの私だが、7月は東京オフ会へ参加してきた。想像以上にアスファルト群は暑かったが、自分史上ストレスがリセットされるという極めてレアな状態になり、外出をするきっかけをつくってくれた友人に大変な感謝をしている。人と外出することにストレスを感じない経験ができるとは思わなかった。外では終始表情筋が死んでいたが、単純に暑く焦点が合ってなかっただけなので許して欲しい。そのかわり、耳モフ(もふもふ仕様の耳あて)必須ではあるが、冬や吹雪等ではもう少し元気で活動できる自信はある。

 街といえば、徹底的に通行人や他人に無関心な流れがある意味において心地良かった。人がそこにいることが当然な雑踏では、誰も歩く人々などに気にとめていない。目的地を通り過ぎたらしい、それに加えて暑くてマップを開くのも面倒になった私はその辺に腰掛け、「ビルが生えすぎ」の街中で少しだけ狭くなった空を見上げたりした。ふと成人後に東京駅で迷っていた従姉妹が「家出娘」として補導されかけた話を思い出すが、そうならずに良かった。しかしどんな状況で補導に至りそうになるのか。大学がある京都から慣れぬ東京駅へ立ち寄り、単純に迷っていただけだろうが、それについては一生聞くことはないだろう。なんかこわいと言うか、正直我が一族のネタを知りすぎることは心身にわるい。そう、世界には知らなくて良いことが沢山ある。

 とにかくだ。そんな話はいいんだが、今すぐに気温が下がってほしい。窓から涼しい風を取り入れたいし、思い切って換気もしたい。しかし夏冬共に天気予報においてワースト的な意味で地名が上がる私の地元は、データ上においても明らかに住みづらさ日本一だと思うので、もう移住したほうがきっと早いだろう。世知辛すぎる。

 だれか雨乞いしてほしい。季節が変わる前に干物になりそう。私は雨が好きなんだ。とりあえず、良い感じで他力本願にしたところで作業に戻る。

 さて冗談は程々に、酷暑という言葉が生ぬるい程の夏。皆様無理をせずご自愛くださいませ。体調を崩している方は根性論などに振り回される事無く、どうかお大事になさってください。

 日々私に関わってくれる方々に感謝を。