Portable Cosmos〜ライナーノーツ〜

画像1

わたくしの新作EPである"Portable Cosmos"がストリーミングサービスでリリースされてから、一週間が過ぎました。

皆さん、聴いてくれましたか?

さて今回の記事は、曲紹介をします。


自分の作品について、正直あまり多くは語りたくないから、リスナーの解釈に任せています。だけども、この作品についてさらに知ってもらいたいが故にセルフライナーノーツを公開します。

ご存知の人は多いと思うけど、パグマルミュージックは基本四つ打ちテクノがメインです。しかし今回のEPの趣旨は「宇宙空間でチルアウトするサウンドを意識した夜のエレクトロニカ音楽集」そのため従来の四つ打ち要素を控えめにして、メロディアス要素を前面に出しています。

Portable Cosmos(持ち運び型の小宇宙)。先行きの見えない不安な時代だからこそ、一部屋を小宇宙に切り替え、時にシャープ、時にクリア、時にダーティーに鳴り響くこの音楽に耳を傾けて、その間だけでもささやかな夜の時間を過ごしてほしいです。

1.Prototype Night

夜中の2時や3時過ぎに眠りにつくとき、または目が覚めてしまうとき、静けさに孤独感が増してきて、不安や疎外感を感じやすくなってくる。そんな状況をスローテンポで軽めのダブステップサウンドで表してみる。ちょっとキックが強いかな?(笑)

2.Cosmically

プラネタリウムのBGMにしても違和感ない曲を作ろう!と思った。それだったら四つ打ち要素を無くし、あえてメロディアスな曲調にしてみよう。短い間でもリスナーが何も考えずにリラックスできる曲がいい。天体観測にアシッドテクノを流しちゃムードが台無しになっちゃうじゃん(笑)

3.Satellite Phosphor

自分がテレビでJAXAの映像が流れていたり、夜空に皆既日食が出ていたりしたら、つい見てしまうのは「宇宙兄弟」という好きな漫画の影響がある。漫画に出てくる人たちは宇宙飛行士に憧れ、その夢を実現しようと少しずつ前進している。いくつになっても夢に向かって行動する姿って素敵だな〜と。わたくしパグマルセンサーもまだ夢の途中なのだ!

4.Lost Phase

感覚をぶっ飛ばすような陶酔感のある音楽が大好きです。The Fieldや(アルバム「Tarot Sport」)のFuck Buttonsのような四つ打ち+ミニマル+シューゲイザーや、Spacemen3のような展開の少なめなサイケデリックな音楽も。自分もその手のサウンドを表現しようとする。あまり綺麗過ぎずに、ダーティー過ぎずに、自分らしく。

5.Feathers Into Outer Space

「Drawing The Void」に収録されている楽曲「Feathers Thought The Clouds」のリアレンジ版。タイトル通りに「宇宙空間に翼が浮いている」感じを表そうと、00年代グリッチ的な電子音楽らしく無機質の中にすこしばかりの有機物サウンド。音楽は人間の手で作られているから、感情ってものは自然と入ってくるさ(笑)

6.Satellite Phosphor [House of Tapes Remix]

電子音楽イベント「ナゴエレ」の主催者。国内海外の多数のレーベルから作品をリリースされている、名古屋の電子音楽家House of Tapesさんによるリミックス曲。原曲とは別の異次元空間を見せてくれる。


以上です!

自分のところに「ダウンロードしたよ〜」「聴いたら良かったよ〜」という報告のDMが何通かあって嬉しく思いますが、まだまだです。

近年の激流のような音楽の情報網。自分のできる範囲の小規模なプロモーションの中で、自分の音楽が多くの人に聴かれるのはとても困難です。それでもSNSやspotifyで音楽探している途中で見つけてくれた方、ありがとうございます。

皆さん是非ともお聴きくださいませー!

ユウキ(Pugmal Sensor)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?