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シングルマザーに捧ぐ

ひとりで走る道のりは遠い。
「もう、ダメだ」
と力尽きて倒れそうになったとき、
誰かの温かい声援が届く。
すると、どこからか信じられない力が湧いてくる。

母子家庭の貧困問題について

日本の貧困というのは、
後進国などの(生きるか死ぬか?)という
絶対的な貧困とは違い、
相対的貧困率(社会的基準をもとに測定)
の場合でいう貧困を指すため、
見た目では分かりにくいのが特徴ですが、
その中でも、母子家庭は、
2世帯に1世帯が相対的貧困だといいます。

母子家庭が貧困であるということは、
様々な弊害の中でも、
特に教育格差に大きく影響しますので、
”少子化問題”に加えて、
日本の未来を担うはずの子ども達の、
可能性を引き出せず
潰すことへ繋がるのではないでしょうか。

そして、貧困から孤独へ…
これは重大な問題です。

出典: 阿部彩(2021)「日本の相対的貧困率の動向:2019年国民生活基礎調査を用いて」科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(基盤研究(B))「「貧困学」のフロンティアを構築する研究」報告書より

かつて当事者だった私は、
ラッキーにも、貧困に陥らずにすみました。
情報も、スキルも、つてもなかったのに、
なぜ、私は稼ぐことができたのでしょうか?

その経験が、
誰にでも再現できることであると信じて、
今、同じ境遇(シングルマザーで奮闘中)で
頑張っている人の参考になればと思っています。

子どもは社会からの預かりもの

先ず、子どもは”授かりもの”といいます。
科学や医療が進歩したおかげで、
命さえもつくりだせるような(⁈)
錯覚さえありますが、、、
(不妊治療中の方にはスミマセン💦)

「命」というものは、
本来、人知の及ばない神聖なもの。
神様からの”授かりもの”だと考えてみる。

だから、
たまたま私は親として選ばれただけであり、
いずれは社会に返していく「命」だから、
愛情と責任をもって精一杯に育てるだけ。
(必要以上に自分を追い詰めない!)

もともと人間は社会的な動物であり、
ホモサピエンスの時代から
協力や分業によって子育てもしていたはずです。

”核家族”という、
閉鎖された家族の在り方が浸透したのも
まだまだ、歴史的には浅い。
だったら、、
子育てを独り占めするのではなく
”原点回帰”して、世間様とみんなで育てる!
というのも、良い考えではないでしょうか?

「血縁」から「結縁」へ

当時の私の決め台詞は、
「うちには父親がいないので、
父親のつもりで叱ってください。」
そうやって、素直に助けを求めました。

そして、引き換えに、
私も場面や状況によって自分の役割と
発揮できるスキルを提供します。

お料理上手の友人宅では、
不在がちの主人のせいで燻っていた腕を
存分にふるってもらい美味しい食卓を囲む。

食べたい料理のリクエストと
「美味しい!!、美味しい!!」
と笑顔で食べることが最高のお返しになりました。

パソコンが苦手なPTAの先輩宅では、
パソコン作業を遠隔代行することで、
子どもの面倒を積極的にみてもらったことも。

夫婦喧嘩の仲裁に入ることもあれば、
愚痴を聞くことで、
家族のような信頼関係まで発展し、
子どもの具合が悪い時でも、
安心して仕事に熱中することができました。

ー 遠くの身内より、近くの他人 ―

ポイントは、近くにいる他人と、
家族のような”温かい関係”を築いていくこと。
決して”孤独”にならないことです。

ビジョンの共有

都会の企業人としての毎日は、
本当に忙しかったです。
稼ぐためのスキルアップにと
早朝出勤しては資格取得の勉強を、
成果を出すため終電ギリギリまでの残業と
出世のためには全国出張もこなし、、
睡眠時間は土日の休みにまとめて取る。

そんな日々でも、
自分なりのビジョンがありました。

「カッコいい大人になりたい。」

自分が立てた目標に向かって
全力で挑戦すること(その姿勢)

親としてだけでなく、
ひとりの大人(女性)として、
そういう生き方がしたいと思っていました。
50歳の顔に…
価値が滲み出ているような女性になりたい!

たくさんのカッコいい大人の生き様が、
子ども達に、
夢と希望のきっかけを与えると、
そう思っています。

まとめ

  1. 自分なりのビジョンを語る

  2. 子育てはみんな(社会)でと考える

  3. 孤独にならない・孤立しない

  4. 周囲の人に素直に助けをもとめる

  5. 明るく・元気に・楽しむこと!

例え、
逆境と戦っているシングルマザーでも、
温かく力を貸してくれる、
優しい社会があれば、母子ともに…
新たな可能性が広がるのではないでしょうか。

PS。
私でよければ…
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