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集団の中の孤独

集団の中の孤独とは

物理的には、
なんらかの組織や集団に所属している。
その一員として承認はされている。
それでも、、
孤独というのは個人の感じ方の問題だから、
孤独な心理状態が長引けば、
結果的にその集団内において
孤立した存在になってしまいます。

それを、
心が弱いとかネガティブ思考だとか、
“自業自得”や“自己責任”だといって
切り捨ててしまうのは、、、とても悲しい。

孤独はある日突然に

私の会社員としての人生は、
概ね順調だったと感謝しています。
やればやっただけ、、
その成果は給与に反映されて
目標ごとにスキルも身についていきました。
 
とはいえ、
全てが思い通りに行くはずもなく、、
何度かは、悔しい思いや悲しい別れを
経験することもありました。

私が最初に在籍したセクションは、
会社のメイン事業(花形セクション)で、
個人の営業成績が
瞬時に全国データベースに反映され、
それぞれがランキングを見ながら
必死に競い合うような会社でした。
成績が良い人にとっては、
これほど明確な評価の会社はないのですが、
営業成績が振るわない人に居場所はありません。
月末には顔色が悪くなったり、、
胃潰瘍になって辞めていく人も多かったのです。

私は学費を稼ぐために必死に奮闘した結果、
(なぜか)営業はトップになり、
部下にも恵まれて順調に出世していきました。

”仕事が楽しくて仕方ない。”
そんな風に思っていた日々が、、
ある日を境に一変しました。
同じエリアマネージャー4人の中から、
役員への昇格人事が決まったのです。
密かに自分がなるものだと思っていたポジションが
年下の可愛い女性に奪われました。
それだけでなく、私はメイン事業部から、
新規事業の立上げという名目で、、
ひとり部署に異動になったのです。

私だけでなく、
社内全体が納得のいかない人事。

「●●さんは、社長のお気に入りだからね。」
「小野さん、可愛そう。」

そんな同情の声を聞きながら、
私は、たった一人で何も事業プランのない、
仕事のない部署で働くことになりました。

昨日とはまるで違う景色。

朝の定例ミーティングもなし、
メンバーとの楽しいランチタイムもなし、
たった一人で何もすることがなく、、
PCを開けてぼーっとする。
隣の部署では、私に気兼ねをしながらも、
昨日と同じように忙しい日々が始まっている。

私だけが、、
いつもの景色の中から
置いてけぼりになったようでした。

― 孤独だ。 ―

始めて、
会社に行きたくないと思いましたし、
辞めてしまおうか、という選択もよぎりました。

自己責任という切り捨て

私が感じた孤独は、
果たして自己責任なのでしょうか。

自分の思った通りの出世や評価がないくらいで、
傷ついたり、いじけたりしてはいけない。
そういう弱い自分を克服して、
周りに同調したり協調したりしなければ大人じゃない。
それができないからと言って
孤独になるなんて、、許されないのでしょうか。

確かに私は、、
その後、怒りをバネに這い上がりました。笑
「いつか見てろーっ」って感じで、
それまでの何倍もの努力と根性と執念で、、
花形部署をしのぐぐらいの成果と
最強のチームを作り出世も果たしました。

でも、、
多くの人はそんなに強くない。

だから自己責任という言葉が、、
私はあまり好きではありません。

弱い人がいたら、
みんなで助け合って、
優しさを分け合って生きる方がいい。

孤独を感じずにいられる、
孤独になっても誰かが気づいてくれる、
手を差し伸べてくれる…
そういう優しい社会を創りたいと思っています。

今、かつての私が感じたように…
ぽつんとして孤独を感じている人や、
”自己責任”という言葉に、
押しつぶされそうになっている人に伝えたい。

私と一緒に、
孤独のない優しい世界を創りましょう!


孤独のない社会を創るために…
『コミュニティ型共同住宅』の
クラウドファンディングをやってます!
応援よろしくお願いいたします✨

共感してくださる方は、ぜひ応援をお願いいたします。










 
 


 


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Yukika Ono
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