ぞーん

座右の銘は「私も幸せを感じられる」ことです。

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『幸せのちから』映画感想※ネタバレ

作品紹介2006/117分/アメリカ 監督:ガブリエル・ムッチーノ 主演:ウィル・スミス 億万長者となったクリス・ガードナーの、ホームレスからの復帰を描いた父と子の実話の物語。 ストーリー1981年ビジネスマンが行き交うサンフランシスコ。妻と息子と暮らす27歳のクリスは医療器具が売れず家賃を滞納していた。妻は生活苦に耐えられず家を出る。父親が不在の中育ったクリスは父親という存在の大切さを知っていた。息子を一人で育てることを決心した。 状況を変えるため、高卒である彼は数字への

    • 阿部紘久『文章力の基本』(A)・Jini『好きなものを「推す」だけ』(B)同時書評

      要約A: 読者からの理解と共感を得る良い文章とは明快な文章である。その条件は3つある。言いたいことが明確で、頭を使わずに読め、簡潔であることである。 必要な力も3つある。自分の考えを組み立てる力、読者のことを理解する力、そして的確な言語表現力である。それぞれの力を発揮させる技術を紹介する。 B: 推しとは好きなものを紹介し共感され読者を動かすことである。推しを伝えるには好きという気持ちいわば主観的情熱と、事実に基づく客観的理解が必要である。文章にそれらを盛り込む技術を紹介す

      • 映画『バタフライ・エフェクト』※ネタバレ

        作品紹介2004年制作/113分/アメリカ 監督:エリック・ブレス&J・マッキー・グラバー 主演:アシュトン・カッチャー エンディング曲:Oasis ”Stop Crying Your Heart Out” 北米で初登場1位のヒットを出し、サターン賞の「SF映画賞」にノミネートされた。 些細な行いが物事を大きく変えることを示したカオス理論に影響された作品であり、主人公は周りの不幸を失くすために何度も過去をやり直す。 ストーリー時折気を失いその間の記憶を失ってしまうブラウンヘ

        • 『パルプ・フィクション』映画感想※ネタバレ

          評価点最も高揚したシーンはオープニングだった。1990年代、カップルがレストランの陽光差し込むテーブル席でリラックスして談笑する。男は強盗した方が人生楽で、銀行強盗も悪くない、しかしより安全かつ確実なのはレストランだと言う。女も話に乗った。どうやら彼らは堅気ではないらしい。銃を取り出し、大声で客を脅しだして「ミザルー」が流れる。 痺れた。日常を描いたワンシーンから裏切られた。面白さはすでに保証されていると確信した。 特徴それは鮮やかさが際立つ絵作りである。それは確かに生きて

        『幸せのちから』映画感想※ネタバレ

        • 阿部紘久『文章力の基本』(A)・Jini『好きなものを「推す」だけ』(B)同時書評

        • 映画『バタフライ・エフェクト』※ネタバレ

        • 『パルプ・フィクション』映画感想※ネタバレ

          「マイ・インターン」映画感想※ネタバレ

          あらすじ電話帳会社を定年退職し70才になった男性主人公がファッションEコマース会社のインターンに挑戦する。2年弱で成功した女性社長の部下になる。 彼女は娘と主夫として家事・育児をこなす夫と過ごしていた。しかし、彼女が忙しいあまりに夫との関係が冷め出していた。彼女はCEOを雇えば夫婦の時間を作れるため検討していた。 主人公は高齢者に偏見を持つ彼女からその仕事ぶりと人柄を買われ信用を得た。 そんな折、主人公は夫の浮気現場を目撃してしまう。主人公はそのことを彼女に伝えた。彼女は夫の

          「マイ・インターン」映画感想※ネタバレ

          映画感想「ベンジャミン・バトン」※ネタバレあり

          あらすじ1920年、ニューオーリンズで一人の赤子が生まれたが、父親に捨てられてしまった。その姿が80代の老人であったからだ。彼は時が進むにつれて若返っていく。 周りとは違う自分に悩みつつも、彼は人生を歩んでいく。 この映画で伝えたかったことそれは「人は必ず死ぬ。だからこそ生きている今を感じろ」ということである。 冒頭、時計職人が戦争で亡くなった息子に戻ってきてほしいと逆周りの時計を作っていた。しかしたとえ時が戻ったとしても、いずれ息子は死ぬだろう。 主人公の母親も、ボタン職

          映画感想「ベンジャミン・バトン」※ネタバレあり

          「東大読書」感想

          西岡壱誠, 『東大読書』, 東洋経済新報社, 2018. 要約東大読書とは多角的思考力や理解力向上のために能動的に読むことである。そのための5つの読み方がある。一つ、目次・表紙から本全体の流れや重要単語を把握すること。二つ、質問や疑問を持つこと。三つ、章・節単位で要約すること。四つ、同分野の2冊の相違点を探すこと。最後に本全体を要約し自分の結論を導くことである。 この本を読んだ目的読書する上で意識すべきことを知るため。 この本を読んで学んだこと受動的になりやすい読書を能

          「東大読書」感想

          読書感想文

          今日は高濱正伸さんの『父親ができる最高の子育て』を読んだ。子供を育てる大変さであったり、奥さんとの関係の難しさが書かれてあり、その解決法を3000人以上の親子を直接見てきた著者の経験を交えて書かれてあった。 誰かの、もしくは著者の経験談がこの著者の主な情報源であり客観性にかける部分があるため、すべてを鵜呑みにはできない。しかし、様々な父親の悩みや、奥さんの抱える夫への不満などが書かれており、夫婦生活や子育ての中でのトラブルのいくつかを学んだ。今回はその起こるかもしれない夫婦

          読書感想文

          夕焼け空

          二作目。やはり入門書を購入した。買ったのは野村重存さんの『今日から描けるはじめての水彩画』。二枚失敗して三枚目でようやくそれっぽくなった。 何かを新しく始めるというのは刺激的で幸せを感じる。今回の水彩画を始めたのは山口つばささんの『ブルーピリオド』の存在も大きい。今までは絵は観るものであったが、描くものとして認識できた。

          夕焼け空

          私の水彩画、処女作

          私の水彩画、処女作

          男性が率先して虫を退治したり、女性だからと奢ったりすることに対する考察

          男性が女性のためになろうとする慣習ってあります、よね?これが私の思い込みであれば杞憂で終わるんですけど、どうなんでしょうね。とりあえず私が生きてきたなかで感じた男性が女性のためになろうとする行為・慣習を少し挙げます。その後、それらについて考察できたらな、と思います。私の中での結論としては、「私が今回挙げた例・慣習には加担しないようにする」ということになりました。 一、男性だから虫を退治してよ これは辛いですね。男でも苦手なものは苦手なので。一応、こちらも勇気を振り絞って外に

          男性が率先して虫を退治したり、女性だからと奢ったりすることに対する考察

          大海を漂う私

          私は今、どこまでも水平線が広がる大きな大きな海に浮かんでいる。 空は真っ暗で、月も星もない。太陽も昇ることはない。視界がひらけているのが不思議なくらい、空にはなにもない。無感情の黒が広がっている。 海は濃い紺色だ。もう黒に近い。 現在の水温は25℃といったところだろうか。海にしては気持ちがいい。 今の波具合は穏やかである。たぷん、たぷんと、時おり水面から上がった耳がそんな音を受け取る。 ただこの海はいつもこうだとは限らない。すさまじい波が右から、左から、時には高い高い波

          大海を漂う私

          議論の心構え

          (この記事の最後に、より正しい事実にのっとった意見を持とうすることの辛さに対する愚痴が書いてある。私としてはそこが最も読んでほしい部分でもある。またときどき【】内に心の声が漏れているが、参考にしたいなら参考にしてほしい。この【】内の内容は書き終わった後に、その時思っていた自己批判、もしくは後々おかしいと思った点を書いている。) 議論の場で時々、「自分の意見に賛同させてやろう、論破しよう、この意見は絶対正しいから教え込もう」とする人を見かけるが、それはまずいと思う。大抵の意見

          議論の心構え

          「やらなければならない」という強迫観念が奪う私の幸せ

          少しでも毎日を幸せを感じながら生きるためには、もちろん自己肯定感を高めるとともに、自己否定をする原因から離れることだ。今回は自己否定する原因の一つである強迫観念について考えていく。 大学一、二年生のとき私はある「やらなければならない」ことが頭から離れず疲弊していた。それは「友達を多く作らなければならない」ということだった。なんのために友達が必要なのかもわからないままそう思い込んでいた。それで実際友達は多くできていたとは思うが、今思うとなぜあそこまで必死だったのだろうか。一つ

          「やらなければならない」という強迫観念が奪う私の幸せ

          有意義リストから考える幸せと愛

          私は10月からある考えが生活の基盤になっています。それは人生の時間を私が有意義だと予め決めたリストに載っている行為をなるだけ優先していくことです。それを有意義リストと呼んでいます。具体的には以下のようになります。 座って音楽を聴く 気になっている映画を観ること 原典を和訳すること 引用文をストックすること 画集を読むこと 小説を読むこと マンガを読むこと 写真で思い出を振り返ること ciniiで論文を探すこと 授業でよく使う図を作ること いらないものを捨てること 掃除するこ

          有意義リストから考える幸せと愛

          音楽日記 8月号

          8/1 『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Deluxe Edition)』 ザ・ビートルズ 1967 初めてのコンセプトアルバム。正直英語の内容は半分も分からないからピンとはこないが、音楽的にはアラビアンだったりインドっぽかったりと聴いていて楽しかった! 特に最後の「A Day In The Life」の終盤のところはサイケ~な感じもして面白かった。 これがロック初期の音楽というのが驚きだ。なんて完成度なんだ!というかこのビートル

          音楽日記 8月号