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2021年の100冊 #16 「仕事の技法」(田坂広志)

2021年の100冊、ジャンル問わずとにかく本を読んで勉強することを目的に開始。ログはスマホで15分で書き上げることを目標にしています。

1月26日、16冊目はこちら。

人事のマネージャーに勧められて読みました。

93%を占める非言コミュニケーションについての本

一言で言うと、非言語コミュニケーションについての本です。営業マンにたぶんめちゃオススメです。

こういうの聞いたことがあると思いますが、↓

コミュニケーションにはバーバル(言語)ノンバーバル(非言語)があります。 コミュニケーションで伝わることを全部で100%とすると
バーバルの割合は7%
ノンバーバルは93%
ボディーラ ンゲージ-表情、身振り手振り、姿勢などが55%
話し方-口調、抑揚、語調の強弱などが38%
出典

だそうです。

つまりは人がメッセージを受け取るとき、言外のメッセージからとても多くの情報を得ているということです。

「この発言は仕事へのアピールだな」とか
「今こいつが時計を見たから、相手は話をやめてしまったんだな」とか
インタビュイーが「話を聴きながら次の質問を考えるのはやめてくれと言った」とか。

「ダイレクトに言わず空気を読めなんてちょっと古いな」と思うかもしれません。

でも、仕事においても色々な場面で言外のメッセージを受け取り、気づかぬうちに発し、相手に受け取られているということ。これは仕事で思い当たるシーンが誰でもあるのではないでしょうか。

「相手が話しているときに時計を見るな」とか、「会議前にはシミュレーションをせよ」とか、「質問の意図や相手の表情を見よ」とか、テクニック的な話もあるのですが、本質は人間力を磨けということかなと思いました。

受け取り、受け取られている

あと刺さるのは、

上級者は下級者のことがよく見える。
下級者は見破られていることにすら気づかない。

これが怖いところです。

階段の上にいる人は下の人の言動がわかるけど、下にいる人には上の人が見えないのと全く同じです。

わたしは、無意識レベルの”意図”を上司にすべて突っ込まれたことがあります。

「ごまかそうとしてその回答になっているんだろう」とか「人間はいちばん大事なことをいちばん最初に報告するんだから、それが頭の中を占めていることなんだろう」とか。

「意図」はなんでもバレるんだ。とわかってから、無駄に言い訳せず、本心で話すようにしています。また、もしごまかしたりアピールしてしまったりしている自分に気づいたら、それを素直に口に出すようにしています。

ギクッと実感があるビジネスパーソンに。答え合わせのように、読んでみるといいかもしれません。

自分の発している非言語コミュニケーション。コワくもあり、使いようもあり。人から見えている自分に注意が向くきっかけになるかもしれません。

(noteログ20分)





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