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【ミス・ユニバース県大会後】オーディション前、怖くて公開できなかった文章

この記事は12月28日 (オーディション前) 、1月19日(オーディション後、結果発表前日) 、2月5日 (記者発表日) 後の編集を経て、3月26日 (大会) 後の4月7日に公開しています。

「ミス・ユニバース」に挑戦します。

年末の12月27日、ベスト・オブ・ミス地方大会の書類審査を通過したことを伝える連絡がきた。この記事を書き始めた12月28日もまだ、私は迷っていた。人に言うのか、言わないのか。

言うか言わないかで悩むのにはいくつか理由があったけれど、わたしは自分で自分をチヤホヤされたいんだと思っていた。なのに、全然人に言えなかった。

「書類に通りました」「ミスユニバース に挑戦します」っていえば、何人かは「すごい!」って言ってくれたかもしれない。

でも、同時にとても怖かったのだ。

年末。これを書きながら、押さえつけてはいたものの、書類審査に通った高揚感はもちろん残っていた。

でも冷静に考えて、書類が通ったというだけで人に言ってしまったらそのあと失敗したくない。宣言した直後にこの挑戦が終わってしまったら恥ずかしい

結局、不特定多数の人にこの挑戦について言う勇気は出なかった。

1月9日。オーディションが終わってから、勇気を出してツイートしたけど、1時間後には消してしまった。

正直今も怖い。

オーディションの結果については、1月20日前後に連絡がくることになっていた。だからこの葛藤について、1月19日に文章をまとめ上げて、「結果発表は明日だけど」って公開しようと思っていました。

ところが1月19日の夜、夕食に向かおうとパソコンを閉じ、スマホの通知をのぞくと、きていたんです。

ファイナリストに選ばれたという連絡が。

なので幸か不幸か必要な「勇気」は軽減され、「ファイナリストになりました」の報告とともに公開することになりました。

ちなみにプロセスがややこしいのでこの辺りで説明すると、わたしが出ているBest of Miss という大会から、ミスユニバース 、ミスグランド、ミスユニバーシティの県代表が選ばれます。

選考の流れは、①書類⇒ ②面接⇒ ③地方大会(県ファイナリスト(イマココ)⇒ミスユニバース または ミスグランドの県代表)⇒ ④全国ファイナリスト選考会 ⇒ ⑤ミス・ユニバース・ジャパン ⇒ ⑥ 世界大会

ミス・ユニバースに出る理由

「きっかけ」と「理由」と「最終的な目的」は違いますが、「理由」と「目的」を先に。

① 発信力をつけたい

つまり、人生戦略。人生の軸を増やしたいから。凡人は1つで突き抜けるのは難しい。

② 「美」に興味があった

もちろん根底にはこれがあります。

でも、これって人に言うの恥ずかしいじゃないですか。言葉にしないことで、きっと自分でもフタをしていたのだと思います。

遠い世界な気もしていたし。太ってたし。ウォーキングとかスピーチとか、やったことないし。

でも。人に言うのは気恥ずかしかったとしても、自分がやらなきゃ誰がやるんだろ。

こう思い立って、応募を決めました。

③ 自分のポジションを知りたい

日本の、同世代の女性の中でどんなポジションにいるのか。外見だけじゃなくて中身や振る舞いも含め。経歴や考えなどを話すとよく人に面白がってもらえることもあるけど、じゃあ客観的に評価したらどうなるのか、を知りたい。で、やるからには最大限ポテンシャルを引き伸ばして勝負します。

山梨から出る理由

これめっちゃ聞かれます。ですよね。神奈川生まれ、神奈川育ちなので。

ミスユニバースの地方大会は、なぜか縁もゆかりもなくてもどこの県からでも出れます(今年は17県?からしかないようですが。)

で、わたしが山梨から出るかっこつけた理由はあまり興味ないかもしれないので、戦略的でカッコ悪い理由の方から。

① 全国大会に近いから

前述したように、わたしは同世代の女性たちに会って、自分のポジションを確認したい。そのためには県大会で終わりたくはなくて、全国大会にいきたい。神奈川でモデルの卵につぶされたくない。なので山梨から出ます。

首都圏では、選考人数が多いということはスケジュール的な拘束も多いと聞いていて、今でさえパツパツなのに仕事との両立は大変だろうなとも思っています。

もちろん「山梨から出たから優勝できる」と思っているわけではありません。

② 2018年度のミス・ユニバース山梨に憧れているから

「ミス・ユニバースに出る」と決めたとき、細谷優希さん(インスタ)に後押ししてもらった。

仕事をしながら挑戦された点。海外にも挑戦している点。社会貢献の意識が高い点。なんとなく似ていると勝手に思っていたし、言葉遣いとか生き方が素敵で尊敬している。

「目標を決めてそこに向けてがんばる」という大事なマインドも、「すべて審査対象だから持ち物も気をつけなければいけない」とか細かいことも、たくさん教えていただいた。

神奈川から出るか、山梨から出るか、と迷ったときも相談して、山梨から出ることにした。こんなわたしでもファイナリストになれたのは、優希さんのたくさんのアドバイスのおかげでもある。

ハンプティ・ダンプティの塀の向こう側から

挑戦を公開することはコワイ。

だって公開したら、公開する前の自分には戻れないからだ。割れた卵はもとに戻らない。

みんながどんな反応をするのか、しないのか。塀の向こうから様子をうかがう。

人にどう思われるかを、人一倍気にしてるわたしだから。応援の裏にある、「噂」がいちばんコワイのだ。この文章も、保険の役割を存分に着せられている。

あえて、結果が出る前に公開したかった理由

巷に溢れているのは、「成功した人」の言葉やストーリー。だけど、わたし含めみんなそれを「特別な人だから」と思う。

何者でもない24歳が、何者かになる前の過程はいつか誰かのためになる。って信じてる。そんなカッコ悪いとき、なかなか見れない。

自分が何者かになるイメージはまだ全くない。本当になりたいのかもわからない。

ここらへんを掘り下げた以下の記事もぜひ読んでほしいです。自分で昨年書いた文章のうちでも、ノッて書けた本心丸裸な文章です。

だから、人のことを気にするのをやめたい。殻を破りたい。

恥ずかしいところもぜんぶ公開して、いつか成功したい。のかな?応援されたい。のかな?承認欲求がどのレベルにあるのかはまだわからない。

ゆーて人は人のこと、全然気にしてない。

承認欲求が高い人は一度くらい言われたことがあるかもしれないけど、ゆーて人は人のことを全然気にしていない。

気にしてるのは本人だけ。怖いなら言わなければいいし、言いたいなら言えばいい。

言ったから何か変わるのかと言われれば、何も変わらないような気がするし、大きく変わるような気もする。

そんでそんなに怖いなら、せめて成功してから公開すればいいと思う。「ミス・ユニバース〇〇県のファイナリストになりました!」とか、「ミス・ユニバースの〇〇代表に選ばれました〜!」とか。(そうしようかな。※【追記】12月28日時点)

だけど、わたしにとって、挑戦は人に言わないと意味がないのです。ひとりで挑戦してひとりで失敗しても、それは挑戦のちょの字くらいまでの挑戦しかしていないんではないか、と思います(よくわかんない笑)。

失うものがないから。リスクとって恥かいてないから。

成功話をしたいんじゃなくて、挑戦話をしたいんです。でも、それには勇気がいる。だって失敗するかもしれないから。

しかも「ミス・ユニバースに失敗する」というのは、「思ったほど自分キレイじゃなかったみたいです」と宣言するのに等しい。「自分ではキレイだと思ってたんだね」っていう寒さと、「負けちゃったんだね」っていう成果のない状況の公開という、二重の恥ずかしさがある。

ファイナリストになった今、カッコ悪くなるために言えることはひとつ。

全国大会に出ます。

(あとから読んだらほんとに死にたくなるやつだ...まじで恥ずかしい。)

ここからは少し話を変えて、応募前の話を。

出場に興味をもった10月から1月までにやってきたこと

くすぶっていた夏。仕事が忙しすぎて何もできなかった夏。

なに「仕事だけじゃなくてなにか他にも頑張りたい」っていうのは、結構同世代  (新卒1年目、2年目あたり)にはリアルな悩みなんじゃないかと思う。何がわたしを変えたのかは、以下を読んでください。

「メモの魔力」が流行ったけど、そのちょっとだけ前にこの本に出会えてよかった。2018年10月4日くらいの話。

そして10月13日から、ジムに行き始めたというのがいちばん大きな変化。インスタにもよくあげているので、みんなもそれは知っている。筋トレを始めたら、身体がみるみる変わった。スキンケアにもお金をかけ始めた。

でも、それがミス・ユニバースのためだということは、ほとんど誰にも言わなかった。2ヶ月以上、元彼と、今サポートしてくれている山梨代表の方にしか言っていなかった。今でも父と弟と親しい友人3人、noteを見た人しか知らない。(※12月末時点)

【書類選考前】ミス・ユニバース山梨の方に会って話を聞いたのが11月初旬。それから15cmのピンヒールを買い、応募用の写真を撮り、自己PRと志望動機を提出。(⇒ 応募Todoまとめ

【オーディション(面接)前】幸いなことに通過したので、1月9日のオーディションのためにメイクレッスン、スピーチレッスン、撮影レッスン、ネイルサロンなどを予約した。1月4日に1日かけて恵比寿を飛び回る。(⇒ 面接前にやったことまとめ

こういうことにお金をかけるなんて、少し前ならバカバカしいと思っていた。文字にすると、今でも思う。

でも、結局「ありのままの自分で勝負」なんて無理で、どの世界にも勝負のしかた、努力のしかたがある。ありのままで成果を手にできるなんて思っちゃいけない。逆に言えば、成果を手にしたかったら普通じゃないことをしなくちゃいけないのだ。と、思っている。

しかもそれでキレイになれるんだから、女子としても頑張りがいがあるじゃない?

新年最初の挑戦(面接前に書きました)

10日後には、この挑戦も終わっているかもしれない。それなのになんでわざわざ人に言うのか?と自分でも思う。

落ちるイメージはあまりできていない。

でも自信満々ってわけではない。準備しまくっているから、その先がないことをイメージできないだけだ。

突破しなければ意味がない。

おわりに(2019年4月7日)

この記事は結局挑戦中に書き終えることができなくて、4月になって、大会も終わってろくに手直しもせず公開している。

ひょいと手を加えることがあるかもしれないけれど、がらくた箱に放り込むような気持ちで、でも下書きではなくて、公開しておこうと思う。

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