シングルマザー家を買う5*内見へGOです!連絡編

お目当ての物件、まぁ安いには安いなりの事情があるのだろうと思い、事前に現地のハザードマップを確認してみた。

ハザードマップとは、国土交通省が運営する土地の特徴を載せた防災マップのことで、インターネットで公開されている。『ハザードマップ 〇〇』←市区町村の名前 で検索すると、誰でも自由に見ることができる。

マップ上では、この建物の半分くらいが土砂災害警戒区域に指定されていた。なるほど。

ここ広島県は、真砂土(まさつち)が多い土地。この土は性質的に水はけが悪く、水分を貯めこみやすく、限界とともに急に崩れる事がある。2018年の西日本豪雨の際にはあちこちの山で土砂崩れが起きていた。未だに復旧工事を続けている箇所もある。

でもこの物件は高台の開かれた場所にあり、近くに山はない。家が土砂で埋まる心配はない。ほぼないと思うが、家ごと斜面を転がり落ちる心配ぐらい。

とりあえず電話で探りを入れてみて、担当者の感触を確かめようと思った。

電話口の担当者は物腰が柔らかく、落ち着いてて好印象。さっそく、内見をしたいが土砂災害警戒区域内なのが気になっている事を、率直に話した。

「あー、そうですね」知ってるんだねという雰囲気の担当者。

「西日本豪雨の時に、近くが崩れたりしましたか?」

「いいえ、あそこの斜面が崩れたという話はなかったですね」

そっか。じゃあいいかも、と思った。

少しでも警戒区域にかかってれば、実害はなくても土地の値段はどうしても下がってしまう。つまり、一応危険かもよ〜とは指定されてるけど

あれだけの雨で何ともなかったんなら、丈夫な地盤なんじゃん?

というのが私の考え。

とりあえず実物を見てみたいので、現地待ち合わせで内見をお願いした。その際に言われて驚いた事がある。

物件サイトの概要欄には『駐車場2台可能』と書いてあるが、実際は狭く、軽2台か軽とコンパクトカーを工夫して停めないと難しい、と最初に言われたのだ。

え…

現地を見る前の段階で、デメリット話す人おる…!?

めっちゃいい人やん!

この人に対する信用ゲージが爆上がりした。

別にいいよ!我が家には軽1台しかないし!よろこんで!

内見に付いてきてもらう元上司のことも、「一人付き添いで来てもらいます」と事前に担当者に話しておいた。元上司と現地近くで待ち合わせ、私の車に同乗してもらい1台で行くことになった。


今日のまとめ

・ハザードマップは必ず確認しよう

・業者は、物件の内容を聞かれた場合虚偽の報告はできない。気になることは事前に確認しよう

・リスクを知った上で、どこまで自分が引き受けるか判断しよう

・デメリットを正直に話す営業は信頼度が高い(一時的な会社の売り上げより、本当にこの人の希望に沿う物件か?後々不満を抱えないか?を考えている)

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