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【エッセイ】楽しそうなお仕事ですね

(999文字)

オリンピック観戦で寝不足だって方もいるでしょうね。
ボクも観てます、ダイジェストで。
その程度ですいません。

それにしても、ボクはスポーツ選手に向いていないと思う。
特にサッカー。
選手はみんなグラウンドを休むことなく走り続ける。
もう汗だくですよ。
そしてゴールの瞬間。ゴールを決めた選手にみんなが駆け寄り、抱きつき、手荒い祝福を送る。
これ、ボクがゴールを決めた選手だったら逃げますね。
だって、汗だくの男たちが抱きついてくるわけですよ。
想像してみてくださいよ。

べちゃ、ねちょ・・・嫌だ・・・

ただでさえ男に抱きつかれたくないのに、汗だくって、ゴールを決めたのに罰ゲームか!
さらに試合後のユニフォーム交換ね。
そんな汗だくのユニフォームいらないって!
くれるなら洗ってお日様で乾かしてからにしてくれ!

まぁ、そんなわけで、体操選手の脇毛の濃さって、ほんとに人それぞれだなあなんて多様性を感じながらオリンピックを楽しんでおります。

さて、突然だけど、金鳥シンカトリのラジオCM「金鳥文庫わたしは猫」が好きだ。

38歳独身一人暮らしの女性の日常を、飼い猫が語る内容。
その視点も良いんだけど、なにしろ声が良い。
猫っぽさがありつつ、どこか文学的な匂いもするような。
金鳥のサイトにこのCMのコーナーがあったので見てみると、声の主は玉城ティナというモデルさんらしい。
やっぱり声優さんじゃなかった。そうだと思っていたんですよね。
声優さんだと、もっと作った感じになってしまう。
そうじゃないんですよね、作らなくて良い。
この玉城ティナさんの声は作っていないし、決して上手ではない。
でもそれが良い。
強いのか強がっているのか分からない、飼い主のようこさんの醸し出す雰囲気が伝わってくる。シナリオも良いんだけど、やっぱりこれはキャスティングが大成功だと思う。

そしてもうひとつ。金鳥のラジオCMは面白い。

これのパート3、夫婦編が好きだなぁ。ベタだけど。
単身赴任中の夫のところに、突然妻がムエンダーをしにくる。というか、近くまで来ているという電話が来る。
その時の夫の微妙な慌て具合と、食い気味で話す妻の感じが良い。妻は絶対に冷たい笑顔を浮かべているはず。
これは役者さんでしょうね。こういうのはしっかり演技で聞かせてほしい。

金鳥はテレビCMも面白いものが多いけど、ラジオCMは映像がない分、また違った面白さがある。
これは作っている人たちも面白いだろうなぁ。

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