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鳥取県の勝負弱さは、日本人の勝負弱さである

2020年の甲子園は、例年とは違う甲子園だ。高校野球交流試合となり、センバツ出場予定校が1試合だけ試合をする。今日から始まった交流試合。第2試合は、明徳義塾VS鳥取城北だった。鳥取県は日本で一番人口の少ない、言い換えれば、日本で一番存在感のない、一番田舎の県である。僕のルーツは、鳥取県中部にある倉吉市にあり(僕自身はほとんど暮らしたことがないのだが)、毎年この時期は東京から鳥取に帰省している。しかし、今年は様々な環境を鑑みて、東京にとどまり、この試合を見ていた。

1-2で負けていた8回表、鳥取城北は集中打で逆転。5-2となった。ルーツを鳥取に持つ僕は、もちろん鳥取城北を応援している。しかし、8回裏の守備を観たときに、明らかに違和感を感じた。選手の表情が曇っているのである。

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