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農家はマルチクリエイター

 写真、かわいくないですか?( ´艸`)自分で撮影していてうふふを軽く超えてゾクゾクしました。こういう瞬間、本当にシアワセです。これはうちのうふふなドライミカンに地元の凄腕パティシエにお願いをしてクーベルチョコレートをかけた「うふふなミカンショコラ」です。もちろんこのプロダクツのご紹介もしたいのですが、今日は農家の「マルチクリエイター」っぷりについて。

 うふふなミカンを始めて今年で5年目。農業の専門の勉強をしたわけでもない私は作業を覚えながら、どうやって自分の想いを届けるか、試行錯誤の日々。SNSはおろかホームページを作るとかショッピングサイトをつくるとか、やりたいことは沢山あるけどどうしても時間がかかる。もたもたしていると畑は待ってくれないし、追われるように目の前の自然の美しさ、里山の豊かさ、自身の心が動くことをカメラに収めひたすらに言葉をつむいできました。

 もともと全国に自分の手で農産物販売を手掛ける方は沢山いらっしゃいますが、最近ミカンのサイトのなかで、あれ?これうちの写真と似た構図だな…と思う写真がチラホラ。正直ちょっとドキッとしましたが、これはスゴイこと!!!だと感動しました。何かうふふなミカンがお役に立てたら本当にうれしいし、生産者さんが自分の手塩にかけたものを世に送り出す後押しができるなら、なんて夢が広がるんだろう!と一人興奮。ノウハウまでも行かない氣付きも含めnoteに記すことができたらいいなと思います。

 んで、先日私の写真を見た友人が私のことを「マルチクリエイターだね!」と言ってくれました。私はそう呼ばれるひとを遠くで眺めているタイプだからかなりの衝撃。でもそう言われてみれば、コンセプトの設定から協力者を募り材料を集めてかたちにして、さらに写真撮影・広報・販売・発送・経理に至るまで農家がこなしていれば、それは必然的にマルチクリエイターになるのかも。場面場面で自分自身の表現が求められ、そこに全力で向き合うことの積み重ね。

もともと農家=「百姓」の姓(かばね)は仕事という意味なのはよく知られた話。里山の暮らしには百の仕事があり、暮らしの中で自身の手を使い、時に大工さんだったり設備屋さんだったり造園屋さんだったり、マルチに活躍しているのが当たり前。そういう意味では暮らしそのものがクリエイティブ。おじいちゃん、おばあちゃんたちの知恵袋の深さは海より深いと心から尊敬しています。

友人が表現してくれたのはこれからの農家のひとつの可能性なのかも知れません。可能性の扉はだれにでも開けられる、いっしょに開けていく人が増えていくことにワクワクします。

いただいたサポートは無農薬、自然栽培の勉強に充てさせていただきます。