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桜の標本木

朝のお散歩で、ほぼ毎日お参りしている靖国神社に「桜の標本木」がある。

桜の標本木
この桜(ソメイヨシノ)は、東京管区気象台が開花を観測するために指定した「標本木」です。

能楽堂の前に、一本の桜の木。
少し小振りだけど、しっかりと地面に根をおろして、春の訪れを告げるために存在する。

朝の人気の少ない神社
出勤前のサラリーマンや地元の方が
立ち止まって見ているひともちらほら。

私もそのひとり(笑)
そっと近づいて
「いつ頃咲くのかなぁ」とつぼみを眺めている。

まだ少し咲くまでは時間がかかりそう。
しっかりたくさんのつぼみがあるのを確認して
少しほっとしたような気持ちになる。


この桜の木もずっと生きていて、環世界の中で感じているのかな。

いろんな人たちが、いろんな思いを感じて
この桜の木を眺める。
桜の木もそのエネルギーを感じて
自然の環境に順応するなかで
いつ花を咲かそうか、と考えているように感じた。


テレビのニュースとかでは
咲く瞬間だけ注目しているんだろうけど
それまでの一年間、たくさんエネルギーを貯めて待っている桜の木は、ほんとはいまが見所なんだろうと思う。

あと1ヶ月くらいかなぁ
毎日、あたたかく見守っていってあげたいな。



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