雨のミラージュ、こぼれ話。

fujossy 梅雨のBLコンテストで優秀賞をいただいた「雨のミラージュ」をエブリスタに投稿しました。少し、この作品についてお話をしたいと思います。

私はプロットというものを書きません。ずっと頭の中で考えていて、それを一気に吐き出すタイプです。そのため自身は構成について時々疑問を抱くことがあり、本もほとんど読むことがないので文章力にも自信というものがあまりありません。ところがこの作品の書評ではその二つをお褒めいただき、とても恐縮しました。

本音を言うと前作の獣人×オメガバースの「ANUBIS」のほうが自信がありました。それが入賞せず、「雨のミラージュ」が受賞した。その違いはなんなのか、考えてみましたが答えが出ず、同じBL作家のさくら怜音さんとお話しした時にその正解であろうものがわかりました。需要と供給の問題。なるほどなぁ、と思いました。それも確かにあるかもしれないです。私の作品はじめじめしたものが多く、万人受けするものではありません。でもテーマが梅雨だったからこそ、その持ち味が出たのではないか。そんなことを考えました。

つらつらと想いを言葉にしてみましたが、とにかくやはり私は自身の作品をたくさんの方に読んでいただきたい、それが一番にあります。そのためには望まれるものを書く、ということが必要なのかもしれません。いきなりそれをすることは無理ですが、これからはほんの少し、そのことを念頭に置きながら作品を書いてみようと思います。まったく考えずに書くのとはなにかが違ってくるはずだから。

それではまた次のnoteでお会いしましょう。ありがとうございました。

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