こぼれ話
今回は、習作を執筆した上でのこぼれ話を書きます。
『ドラえもんのようなお話を書いてください』と、お題をもらった時に、1日中、宇宙猫の顔で構成を考え続け、悩みました。
正直、今までもらったお題の中で一番難しかったです。
なので、完成まで3日以上かかりました。
何故なら、何を以て『ドラえもんのような』になるかが、定義が曖昧だったからです。
・願いが叶う未来道具(便利道具)を活かす話にすればいいのか
・未来のロボットが過去へとやってくるSF強めの話にすればいいのか
・便利道具に頼った主人公が、最後に痛い目を見る話にすればいいのか
私はこのお題をもらった時、勧善懲悪のシナリオが書ける練習をさせようとしてるのかな、と思いました。
なので、3つ目の『便利道具に頼った主人公が、最後に痛い目を見る話』の要素を強めにしたシナリオ構成にしました。
1つ目と2つ目は意識しすぎると、ドラえもんのパクリにしかならないな、と思ったからです。
未来のお手伝いロボットではなく、魔法使い見習いにしたのもそのためです。
ドラえもんのようなSF強めの話が書きたいのなら、黙ってドラえもんそのものの脚本を書けばいいだけなので。
無い頭で考えた結果、こういうお話になりました。
何を求められてるのか意図が分からず、少し困ったのですが、提出した原稿に大幅な修正は求められなかったので、今回のパターンで通しました。
もっと他に良いアイデアがあったかもしれない……と色々と思ったのですが、『子ども向け』としては、これぐらいの塩梅の方が好きなので、これでいいや、と開き直りました。
正直言うと、勧善懲悪や露悪趣味の作品はあまり好みではありません。
ゲームシナリオには割とこういう作品が多いのですが、どうにも作風が合わず、しっくり来ないことが多かったりしました。
まぁ、子供向けとか時代劇とかなら好んで見るかもしれません。
過剰なものは見てるとしんどくなるので、最後に救いがある感じのが好みです。
こういう苦手意識は、仕事請け負う意味では向き合わなきゃなとは思うんですけども……まぁ、好みではなくても、書けるぐらいの技量は持てたら良いなと思っています。
ちなみに、私がドラえもんで一番記憶に残ってる回は『どくさいスイッチ』です。周りの人たちが次々消えていくやつ。
旧作アニメで見た記憶があるんですよね。あまりにも強烈すぎて。
映画は、物心ついたころに認識したのは『銀河超特急』かな。
大人が見ても楽しめるのは『鉄人兵団』とか『日本誕生』とか『太陽王伝説』辺り。あ、でも、ドラえもんズの方が何回も見てた気がする。
テンポよくてビデオで繰り返し見てました。懐かしい。
まだ新作になってからの劇場版を見たこと無いので、今度見てみようと思います。
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