見出し画像

教科書通りなんよ💢


非常勤講師として
初めて教壇に立ったばかりの頃。
見よう見真似で
授業をしました。
多分、そのクラスの初めての授業だったと記憶しています。

いや〜、やっちゃいました。

教材は正岡子規の『仰臥漫録』。
カタカナ漢字交じりの文章です。

「教科書を読んでください」

いや、読めないって。
カタカナ続いてるんですよ。
単語、明治です。
でも、気づかないわたし。

遊び始める生徒達。

「静かにして!」

もう、どうしていいか、分からない💦

「あーあ、今度は説教かあ」

声が聞こえてきました。

「あんたの授業、教科書通りなんよ💢
みんな、分からんのんで」

少し大人びた感じの男の子。

その時のわたしは、その言葉の意味も分かっていませんでした。

わたしが見ていたのは、

教科書と自分

生徒がどのくらいの力があって、
このテキストとの距離がどのくらいなのか
分かりやすいのか、
面白いのか
つまらないのか

そんなこと、ちっとも考えていませんでした。

自分が受けていた授業の形を
真似ただけ。

過去の思い込みのまま
目の前の相手を見ていなかった。

今も変わらないかな?
目の前の相手のことをちゃんと見ているかな?
思い込みのフィルターを通していないかな?

常に相手の位置を確認して

説明する

大事なことを、思い出させてくれる本です。

#相手を知る   #思い込み  #思い込みを外す  #自分目線に気づく  #授業  #Discoverme

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?