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とろけるような食感 ちまきづくり[ゆきがた料理帖]

今回はryugonの関さんが作るちまきを教えていただきました。
ちまきは新潟の郷土食の1つです。笹は殺菌作用があるため昔から保存食として食べられてきました。関さんは端午の節句の時によく作っていたそうです。私の家でも母が毎年作りますが、家庭によって違いがあると思い、関さんのちまきの作り方を教えてもらうことにしました。

ちまきの作り方

1.もち米を浸水させる(15分程度)
2.笹、すげをさっと茹でて水気をきっておく(茹でるのは殺菌効果もあるため)
3.笹にもち米を詰め、すげで巻く
4.たっぷりの水から茹でる(約40分〜60分)
5.茹で上がったら水にさらす(水にさらすことでしまる)
6.笹からはがし、きな粉をつけて完成

関さんが「自分で採ってきた」笹!小さめを使うのがコツ
お米を詰めて(入れすぎずに)
すげで巻く
たっぷりの水で水からゆでる
おいしいちまき召し上がれ!
ご家庭で作ってみてね

関さんのこだわりポイント

1.なるべく小さい笹を使う(自分で取ってくる)
2.米を入れすぎず、ふわっと包む(茹でると膨らむのでちょうど良くなる)
3.きな粉と砂糖は同量入れ、塩をひとつまみ入れる

包むもち米の量や茹で時間により、大きさや柔らかさに違いが出ますが、今回完成したちまきは、とろけるような柔らかさでとても美味しかったです。
ちまきは笹の時期の6月前後によく作られますが、笹は干しておけば保存できるので、一年中作れるそうです。関さんは笹が出た頃に自分で取ってきて、親戚や近所の人に配るために作っているそうです。
作り方はおばあちゃんやお母さんから教わって代々受け継がれています。今回教えていただき、家庭によって形(正三角形や、二等辺三角形)や笹の包み方、すげの結び方に違いがあるということがよくわかりました。
皆さんも素朴な甘みのちまきをぜひ召し上がってみてください。

(ryugon AC 北村 寿和子 魚沼市出身)

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