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失意への対策。

どうしたらいいか分からなくなるくらい混乱して、落ち込んで、失意のどん底にいるとき。つい、人に頼りたくなってしまう。

こんなことがあって苦しいんだ、と誰かに話すことで甘えたいから。「辛かったね」「あなたは悪くないよ」と言ってほしいから。

甘えさせてくれる人というのは、必ずいるものだ。それは家族かもしれないし、友人かもしれないし、自分に好意を抱く異性かもしれない。

甘えて、慰めてもらって、心に開いた穴を埋めたつもりになる。確かに一時的には満足するし、どん底からは這い上がれた気になる。

だけどそれは、根本解決ではない。

本当はどこに問題があったのか。自分はこれからどう振る舞うべきか。そういったことを自分自身で考えなければ、いつまで経っても問題に蓋をしたままということになる。

どれだけ痛くても、自分の傷をしっかり見つめて、どうやって直せばいいのかを探らなければならない。結局、自分自身で立ち上がらなければならないのだ。

自分の支えとなっていたものを失うと、人は立っていられないような気がしてしまう。心がフラフラして、手っ取り早く支えを求めてしまう。

その場しのぎで支えを手に入れ続けていると、自分一人で立つ力は育たない。いつまで経っても、誰かに寄りかかって生きていくことになる。本当は、一人でも立てるはずなのに。

 * * *

私はこれまで、いつもその場しのぎの支えを見つけて立ち続けてきた。でもそれじゃダメなんだな、と最近気付いた。

立っていられないくらい落ち込んでいるときこそ、しゃんと背筋を伸ばして恥ずかしくない姿で立っていなければならないのだ。

例えハリボテの姿でもいい。そうして自分で立つ努力をすることで、いつか本当に一人で立っていられるようになるから。

一人で立って初めて、誰かを支えられるようになる。人に支えられてばかりでなく、誰かを支えられるような人間になりたい。

ユキガオ

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