最近読んだ本について

今年に入ってから知りたい!勉強したい!という欲がいつもよりも強く持てているからか、勉強記録も半年を超えた。最近インプットばかりなので、たまにはアウトプットをと思い、久しぶりに記事を書いている。

①『嫌われない勇気』

何となくこの本のタイトルが苦手で、食わず嫌いしてきたけれど、近くに読む人がいたのと、中田敦彦さんがYouTube大学で取り上げている動画を見て読むことした。アドラー心理学を物語調にして読む進めていくので、文体も堅い感じがなく読みやすい。そして、何よりも人間の悩みはすべて人間関係だと言いきる哲人の言葉とその根拠、そして縦と横の関係、自己受容や他者貢献について書かれており、実践することは易くはないが、できたら理想だと思った。特に縦の関係で生きているとしんどいことが多い。私はまあまあ面倒な人間なので、人に上から目線で接されることも下から来られることも好きではない。出来れば対等な関係を築きたいと思っている。年齢や立場関係なく、同じ姿勢で言葉遣いで接したいし接してもらえると嬉しいのだ。ただ、他人がどうするかは他人の課題なので、私は私がそうありたいように過ごしていこうと思う。そして、最近カウンセリングについて学習しているので、[受容]という言葉を頻りに聞く。自己受容≠自己肯定、この書籍では60%の自分でさえもそれが自分であると受け入れること、と書かれている。これが出来そうでなかなか出来ずに苦しい思いをすることもあるのだが、それが今の自分と思うことが出来ればもう少し気持ちを楽に過ごしていけそうだと思った。そして、感謝の気持ちを相手に伝えることは横の関係を築くことに繋がるそうだ。私は周りの人に感謝を伝えられているのか、ふと立ち止まりそうあれるように過ごしていこうと思った。そして誰かの役に立っていると自分で思えると今よりも楽しく過ごしていけそうだ。

『嫌われる勇気』は私が思っていたよりも「そうだよね」と気付きを与えてくれる本だった。読んでみてよかったと思っている。

こんな風にきっとちょっとしたことで触れることの出来る情報やものや感情があるんだろうなと思うと、今回は見過ごさずに触れることが出来てよかったと思う。


②『SDGs入門』

2年くらい前だろうか、塾で担当している生徒がSDGsを話題に出してきたことがあった。2015年に採択されたにも関わらず名前を聞いたことがある程度で中身についてはほとんど知らなかったため、そろそろちゃんと社会で起きていることについて知ろうと思い、入門書を読むことにした。

SDGsには17のゴールと169のターゲットがあり、ターゲットの存在を恥ずかしながら知らなかった。SDGsは大きなもので自分にはあまり関係のないものに思っていたけれど、企業の中にはゴールの何かを目標に事業に取り組んでいるようで、もしかしたら私がやっていることも繋がるのかな、そうだといいなと思いながら読み進めていった。すると、私自身が関心を持っている教育や女性を始め多くの人が対等な状態であることなどが含まれていることを知り、私が今仕事としてやっていることも大きな視点で見れば繋がっていることに気がついた。そして、生活面でも環境を守るためにも身近なものだとペットボトル飲料を買わないことや食べ物を粗末にしないことなど身近にゴロゴロ転がっていることに気がついた。すべての人が、未来の人が今後住みやすい世界にするための取り組みとしてSDGsがある。少しずつ出来ることからやってみよう。

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