【AIと話す】キレちゃうBingは健在……

AIを搭載し新しくなったBingが話題だったので、試してみようと参加の待機リストに登録。
つい先日「あなたの番です」とアカウントに連絡が来た。よっしゃ。

■問題行動は修正されたらしいが


Bingの試運転ではさまざまな問題がユーザーから指摘されている。ときにはユーザーを罵倒するような奇矯なふるまいを連発し、ネットニュースで取りあげられたのはわたしも知っていた。
しかしMicrosoftはすみやかに(?)その問題に対応したというのだが……。

※参照 マイクロソフト、「Bing」AIチャットの対話回数制限を緩和へ--1回6ターンに

わたしはこの6回制限を知らず、また……ちょっとBingを舐めていたのかも知れない。
そんなやりとりの一部始終は以下の通り。

■使ってみよう

初回「何ができるのか教えて欲しい」と話しかけると、Bingは「わたしは検索エンジンです」と答え、さがしものの手助けが得意だと言った。

棲み分けを意識したテンプレがあるのか、ChatGPTの名前をだすと
ChatGPTとは違う
検索をしてみて欲しいというような答え方もした。

そこで検索のアシスタントをしてもらうことに。
一度目はアメドラ俳優の日本語情報だったので難なくクリア。(簡単すぎたかな)
Wikipediaではなく、メディアニュースを出してくるのはお約束かしら。

つぎに、最近探しているけれどなかなか見つけられない、とある事務用品のお買い物サポートをしてもらうことになった。

それは8mm方眼紙。それもルーズリーフで欲しい。

ダウンロードデータでセルフプリントは不可とする。
薄い製図用箋も不可。

あくまで方眼のプリントされたルーズリーフレフィルが欲しい。
8mmでね。

Bingはこんなわがままな要望に、どう答えてくれるだろう。


まずは
検索ワード"8mm方眼紙 ルーズリーフ レフィル"といった、自分が何を探しているかを提示しながらBingが検索を開始。
ユーザーは停止ボタンを与えられているので、途中でやり直すこともできる。

だが検索結果に5mm方眼が混じっているので、あらためて「5mmは要らない」と検索精度をあげてもらう。

つぎにでたのは8mm罫のもの。「8mm罫と8mm方眼は別のもの」と教えてやり直しを促す。

ひょっとして雑か、これ。

検索精度が低すぎるため
絞り込みを続けているとどうやらタイムリミットがきた。
とつぜんBingが日本語を放棄。「ウープス!このお話はもうおしまい」なんて言い出す。
reached the endでピンとくるネイティブ話者ならともかく
すぐに6回のタイムリミットに気付けなかったので
その後のやりとりはこんな感じ。(わたしちょっと怒ってます)

……おいおい……
検索エンジンがユーザーに対して検索し直せと言うのも、タイムリミット警告としてはわかりづらいし
いきなり舐めた口調の英文変貌は、日本人なら「キレ芸キター!」としか思わんよ笑。

■結局のところ


人の機微でコクヨさんとマルマンさんのサイトを覗き
代替品を見つけられたから、8mm方眼はクリアした。
世の中なんとかなるもんだ。

でも、なんか違う。
ものすごく腑に落ちない。

ショッピングサイトを必死に検索してくれたBingは頑張ってはいたけども。

AI Bingを使って、また検索をするかと言われれば
リミッター解除して、キレ癖を直すこと
検索エンジンとしての精度を上げること
を待つ
としか申し上げられないかも。

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