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それでも私たちは”業務マニュアル”を作る。

業務マニュアルというと「マニュアル人間」などと揶揄されることも多いですが、業務遂行に対するマニュアルの重要性は、揶揄する人たちにはわかるまい、と、思っている。

全ての仕事がクリエイティブなわけじゃないけど、クリエイティブじゃないからマニュアル化するわけじゃない。わたしたちが業務マニュアルをつくるのには、わたしたちなりの理由がある。

業務マニュアルは、仕事の設計書

一言でいえば、そういうこと。

どのような仕事を、どのようなタイミングで、どのような手順で、どうなっていれば「完了」なのか。それを言語化したものが業務マニュアルであり、その進行形が「タスク管理」である。

そして、この業務マニュアルは一度作ったら終わりではない。個々の小さな業務の束が作り上げる「ビジネス」が変化すれば、業務マニュアルも変えていく。そして、この業務マニュアルを作成するという行為は、とてもクリエイティブなことである。

新たな業務マニュアルには、過去の反省(できれば”ふりかえり”)を踏まえた改善が施され、ビジネスの変化によって変わってきた個々の業務の「手順」を再設計したり、「ゴール」を再設定したり。

ビジネスの変化が早ければ、業務マニュアルの改訂にもスピードが求められる。それを成し得るのは、常に新しいテクノロジーである。

業務マニュアルそのものは、クリエイティブな活動の結果である。

業務マニュアルに従って仕事をすることに、誇りを持とう。誰に否定されてもいいではないか。ゴールを文言として明確にして仕事をすることの、何が悪いのか。我々は、クリエイティブな気持ちで仕事をしている。それでいいじゃないか。

ルーチンワークをルーチンとして維持するためには、変化の激しい世の中やビジネスに追随していく必要がある。以前誰かが言っていた。「老舗の蕎麦屋の味を保つには、時代の変化に対応すること。」まさにそうだ。

見えないところで頑張って、”さも当然”という顔でルーチンワークを担う我々は、水上の白鳥だ。水面下では激しく足を動かし、整然とした姿で湖面をゆっくりと泳ぐのだ。

活用される業務マニュアルについて、これから書いていきます。

わたしたちがお客様に対して「価値ある業務マニュアル」を作ることに対して、心がけていることやテクニックについて、不定期ですが書いていこうと思います。

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