AIアプリに貧乏人と言われる・・・憧れの街ニューヨーク・・・24

AIアプリを使い、英語の勉強を始めて数か月。あまりの物覚えと記憶力の悪さに愕然としつつ、ここまで身につかない現実に、自分で自分にイラつく。

特に空耳が酷すぎる。
例えば「~be born in~  ~で生まれた~」は、カタカナで書くと、
「ビーボーンイン」なのだが、私の耳は何度聞いても「貧乏人」としか聞き取れないのだ。「貧乏人、貧乏人」とまるで自分の事をAIアプリに連呼されているようで、へこむ。
他にも「model(モデル)」が「マダー」に聞こえ、〝まだ? まだって何がまだなの?〟と思ったり、「mall((ショッピング)モール)」が「もぉ~」に聞こえ、〝どうしてショッピングモールで牛が鳴く?〟と思ったり、「dot com(ドッドコム)」が「どっか~ん」に聞こえ、〝何で爆発する?〟と思ったり。もう、トンチンカンでめちゃくちゃだ。

さらに、入学希望の語学学校から送られた、英語の申込用紙を見て、改めて英語圏に行くのだと実感しつつ、頭の中がパニックになる。
日本にいて日本語でも読解力の低い私は、申込用紙や注意書き、契約書やお客様控えなどの書類は、苦手である。

これから渡米に向けて、膨大な手続きが待っている。
銀行、役所、税務署、年金事務所、郵便局を始め、携帯電話会社やクレジットカード会社、アメリカ大使館やNew Yorkとのやり取りなどなど、数えきれない。
お金持ちならエージェントに依頼したり、敏腕執事がやってくれるが、
AIから貧乏人と言われる私は、何から何まで全部1人でやらなければならない。考えただけでもゾーっとするが、できる限り自分でやると決めた。
だって自分の事なのだから。自分が希望したことなのだから。自分の積年の夢実現のためなのだから。
1つ1つのミッションクリアが、New Yorkへの確実な一歩一歩になると信じるから。

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