引っ越して16日目。

荷ほどきした後の段ボールがずいぶんたまったので
休日、リサイクルステーションに持っていった。
リサイクルステーションは徒歩で10分程度の場所にあるようだが
車がないので、例のごとく、キャンプ用の小さなカートにのせて
ガタガタとただひたすら引っ張っていくしかない。
小さなカートには載せきらない段ボールを無理やり挟み込み
ジーンズのポケットから落ちそうなスマホは玄関に置いて
家を出た。

方向音痴の私だが、リサイクルステーションまでの道は
あらかじめストリートビューで確認済みだ。

傾斜の急な坂道を登っていき、突き当りを右に。
そこからずーっとまっすぐ歩くと右側に目的地があるはず。

ずっとまっすぐ。
まっすぐ歩くと右側に・・・・・・・ない。
いくらなんでももう20分は歩いている。
休日のせいか、住民の姿もなかなかなく、
ようやく声をかけた年配の男性には知らないと言われてしまった。

まさか。
このクソ重いカートを引いて、一旦家まで戻るしかないのか?
ああ、落ちそうでもスマホを持ってくるべきだった。
ストリートビューでチェックした時には
迷うなんてありえない道だと思ったんだが
自分の方向音痴を甘く見過ぎていたかっ・・・!!!

脳内でアホな自分にツッコミまくりつつ、
汗をだらだらかきながら来た道を戻る。
この姿、人には見られたくない・・・
人影がないことをありがたく感じる帰り道。

と。
右側の細い道に見覚えのある看板が・・・
あ、この看板、たしか見たよ・・・
ここを曲がって、曲がり角を間違えたと引き返したので
これのひとつ先か手前を曲がれば・・・

リサイクルステーション、見つかりました!!!

まっすぐと思ってたのに
あとひとつ曲がらないといけなかったのだった。
私のナビのポンコツぶりときたら・・・。
でもまぁ、家まで戻らなくてよかったので助かった。
汗だくになりながらも不幸中の幸いをかみしめつつ
カートを抱えて帰途につきました。