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潰れる寸前のハイになった私へ


「灯滅せんとして光を増す」
物事が滅びる直前に一時勢いを盛り返すたとえ。

ことわざですって。なんとなく四文字熟語がありそうな現象だな~と思ってたけどそれはないみたい。

出典は『法滅尽経』
初めて聞きましたわ。そもそも読めず。ほうめつじんきょう。お経の1つだそうな。

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消える寸前に1番大きな炎を宿す

なぜそんなことになるのかといえば、芯糸を取り囲んでいたロウが溶け切ってなくなってしまうため、という説を耳にした。

芯糸は大きく燃える分早く燃えつきてしまうので、長く燃え続けられるようロウでコントロールしていて、そのリミッターがなくなったために大きく燃えて消滅、みたいなことを言っているらしい。

大きく燃える力を秘めた芯糸は、ロウによって長くその命が保たれているということか。ロウは芯糸の命を守っているのか、はたまた力を抑圧しているのか・・・。

ちなみにロウはパラフィンなる素材からできており、ロウを吸い上げた芯糸に火がつくことでパラフィンも燃えて気化、周りの空気と酸化反応を起こす、を繰り返すことで燃え続けるんだそう。
芯材がパラフィンを吸い上げてなかったら、着火しても周りのロウが溶けはじめる前に火は消えてしまうのかな?

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「灯滅せんとして光を増す」
物事が滅びる直前に一時勢いを盛り返すたとえ。

これがことわざとして当てはまるシチュエーションに出会ったとして、「まだ消えたくない、もっと燃え続けたい」と思う自分がいたとしたら。
必要なものは、自分守っているようで、押さえつけてくるような、そんなロウにあたるなにかなのかも。ヒントははじまりの時に有り。
一度振り返って探してみるのもいいかもしれない。

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