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平成生まれが知らない名作「シャボン玉とんだ宇宙までとんだ 」

今シアタークリエで上演されている作品、シャボン玉を見に行ってきました!

私はそもそもこの作品を全く知らなかったのですが、上演が決まった時のミュージカルファンの先輩方の反応を見て、これは絶対見ないといけないやつだ!!と思ってチケットをとりました。

感想としては、泣き疲れるほど感動しました。
久々に泣いて頭が痛くなったくらいです。笑

あらすじ

孤児でスリとして育てられた佳代が、作曲家志望のゆうすけと出会い、素直な心を取り戻していく話。
これだけだと平凡に聞こえると思います。
でも、宇宙人が出てくるんです(笑)
佳代は11歳のときに一度死んでるけど、宇宙人の魂の入れ物として仮で生かされてたんですね。それで宇宙人たちが佳代や周りの人間関係などを見守ることになるので、人間の常識というものを宇宙人の視点で客観視できるのがおもしろいです。
ネタバレなので言えないけど、宇宙人からの視点で見ることによって、人間にとって当たり前のことが「本当にそうなんだっけ?」と思えたり、改めて大切なことに気付かされる話です。

音楽座のオリジナルミュージカル

少し前に「(愛おしき)ボクの時代とはなんだったのか」という動画を出し、日本のオリジナルミュージカルについてお話をしましたが、こちらも音楽座のオリジナルミュージカル。
初演はなんと1988年と私も生まれる前なので、平成生まれが知らないのも納得です。

海外ミュージカルみたいな盛大さや華やかさはないけど、手作り感があってあったかくて、ぐああ泣きました。。。
主人公のひとりである佳代はごりごりの関西弁というところも、親近感がわくポイントです。そういえば海外ミュージカルだと、方言が出てくることなんて基本無いですからね。

音楽座出身メンバーの集結

そもそもこの作品、上演はシアタークリエという小さめの劇場、事前の衣装の写真なども何もないのに、チケット入手が困難なものになったのは、待望の再演ということに加え、主役級のキャストが集まったことも一つの理由だと思います。
その理由は、土井裕子さんはじめ、濱田めぐみさん、畠中洋さん、吉野圭吾さんなどの音楽座出身俳優さんたちでした。
さらにゲネプロの記者会見ではミュージカル俳優を志そうと思った作品だと、福井晶一さんもお話されていて、ミュージカルファンにとって思い入れの深い作品であるということもわかりました。

シアタークリエにて上演中

東京では2月2日まで上演中。かなりのチケット争奪戦でしたので、今から気になる方は行けなくなった方のチケットなどを探してみてください。おけぴやTwitterなどで情報がでています。
もちろん、定価以上でのお取引では購入しないようにしましょうね。

公式サイト

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