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比べるということ。のお話。

どうも、noteを更新しています。雪バカ田中です。スノーボード旅行をテーマにしたブログを7年間続けてる中堅ブロガーです。そして本職は平凡サラリーマン。いや、もはや自分は平凡なんて言っていいのか?会社のお荷物になってないか!?なんて悩むお年頃です。

ある時にふとnote書こうかななんて思い、1記事書いてみました。その後にどんな人がほかに書いてるのかなーなんて見ていると、スノーボード関係でも結構大物が記事作ってたりして、しかもクオリティやら意識やらが高いやつで、それ読んじゃって。自分、場違いなところにいるよななんて思って。やっぱり独自ドメインの雪バカ日誌に帰ろうかななんて思っちゃったりして。

さて、今回はそんな「比べる」ということをnoteに書いてみます。

なんでかんでももみんな~数値で踊っているよ~

「ITの発達」という言葉が死語になりつつある令和の世です。様々なセンサーが登場し、それを小さく収める端末の出現により、いろんなものが数値化されています。営業系サラリーマンとして売り上げという数値に追いかけられているのはもちろん、自分の趣味に至っては登山にいったら歩いた距離やら標高差。自分が大好きなスノーボードでもリフトに乗った本数、滑走距離や最高速度なんかも数値になっています。で、数値化されたら比べちゃうんですよね。他人や過去の自分とかと。

物流倉庫でピッキング(棚から商品を集めて段ボールに詰める作業)の仕事をしているパートのおばちゃんだって、1時間当たりの梱包処理数やエラー率が計測されていて、それがリアルタイムでランキングになっていて、プレッシャーかけられるんだそうですよ。

数値化することで簡単に比べることができてしまう。便利な世の中だなと思いつつも、いやな世の中でもあるよなーなんて思います。

比べるということは土台が一緒だからできること。

多くの人が、この数値によって踊ったり、比べて悦にひたったりしていますが、比べるということは土俵が一緒だからできることというのを忘れている人が多くいると思っています。

我々営業系サラリーマンでいえば、前年比で比べられちゃうと前年の数値が異常に低い人は前年比が高く出るから評価されるじゃねぇかとかね。もっと言えば目標という偉い人が勝手に作ったよくわからん数値の達成率みたいなので比べられちゃうときもあります。違う土台で比べてるどころか土台がこわれてんじゃんみたいな。

登山は、同行者の体力や天候などの条件で行動ペースは大きく変わってきます。悪天候で引き返すことが正義だとしても、誰かと比べてしまって誤った判断をしてしまうこともあったりします。また、スノーボードでいえば、滑走本数が多ければいいわけじゃない。メンツル(降雪後の出れも入っていない雪面)を思い通りに滑る1本は格別で、そのあと数本滑れれば満足みたいなことも十分あります。

比べるというのは誰にでも簡単にできることだけれど、それは土台が一緒であることが前提っていうのは意外と語られていないよなと思います。

そして、それを利用するこずるい人もいるってこともお忘れなく。

例えば、Tシャツ100枚作って90枚売れたブランドA、20枚作って20枚売れたブランドB。ブランドBが「ありがとうございます入荷後即完売です!」なんて発信すると、なんとなくAよりBのほうが人気のように見えてしまう。

席数8席のラーメン屋Aの前に10人の待ちができている。隣のラーメン屋Bは15席で5人の待ち。そうなるとAのほうが人気店のように見えちゃうんですよね。実際の味はわからないのにその光景を見た人はきっとA店のほうがおいしいんだって思っちゃう。

今の世の中、なんでも数値化して比べることはしょうがない。けれども、比べる土台が違うと意味がないってことをわかっていないと、こずるい人たちのテクニックに騙されちゃいますよってことが言いたいのです。

あとは、故意に土台をぶっ壊す大人がいることもお忘れなく。「お前、昨年と比べたらだいぶ売り上げ落ちてんじゃねーか、アイツの半分だぞ!」とか、「当社は目標計画比で115%で達成しています」なんて。自分の思い通りに他人を動かすために、土台をぶっ壊すっていうね。

自分が幸せかどうか他人と比べなければ理解できないことほど、不幸はない。

このセリフ。田中が30歳前後の時に通っていたバーで発明したセリフです。人生に悩めるお姉さまが隣に座った時によく言ってましたね。これが良く効くんだわぁ。

いまとなっちゃ貯金もなく飲んだくれてるお前ごときが何を偉そうに語ってんだと過去の自分に対してツッコミたく思いますが、40手前の今でも、この言葉は意外と自分の中で芯を食った言葉だななんて思っていたり。

他人と比べて、自分が幸せだと認識するのではなく、自分が幸せだと思えば幸せ。他人から不幸そうだなと思われても、自分が幸せなら幸せ。その逆もあると思いますが、みんなそれぞれ土台も違い数値化できない幸福感というのは、他人と比べても不幸になるだけだとおもいます。

まぁ、何が言いたいかといえば、SNSで「自分は幸せです」「自分うまくいってます」みたいなそんな発信ばっかりしてるやつはファッキンブロックか、ファッキンミュートにするのが、自分の中の幸福感を高める一つの方法かなってことです。

というわけで、今回は比べるという話でした。比べるという話のオチがSNSで気に入らない奴はブロックかミュートしろっていうことになってしまいましたね。まぁ、そんな感じで今回はこの辺で。


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