ほんとうはエロい日本の古典 ~エロい古典の世界へのいざない

源氏物語や百人一首など、日本の古典を一度は学校で習ったことがあると思います。
でも、たいていの人は、

「何言ってるかわからん」「おもろない」「古典文法ダルイ」
「てか、古典読めなくても生きていけるやん」

などと感じていることでしょう。
数学と並び、不人気教科ナンバーワンではないでしょうか?

しかし、日本の古典はおもしろいのです!
なぜなら、エロいから!

エロいと聞くと、興味がわいてきませんか?

この記事では、古典のエロさから魅力を感じ取っていただければと思います。
ほんとうはとってもエロい古典の世界へ、あなたをいざないましょう!

■小学6年生のときに源氏物語のエロスに触れる

まずは、私が日本の古典に触れるようになったきっかけについて、ご紹介させてください。

私が初めて源氏物語を読んだのは、小学6年生の時です。
当時、私はとても成績がよく(自慢です)、本を読むのが好きだったのです。

父親に田辺聖子先生の現代語訳の源氏物語を買ってもらいました。
いまだに、田辺先生の源氏を手に取ると、ワクワクします。

まだ小学生なのにませたガキだった私は、主人公の源氏と、源氏の父桐壺帝の後妻の藤壺の宮との情事の場面に、大変興奮してしまったのです。

情事が終わった後の二人の描写を、引用します。

・・・青年はいっときの間も惜しむように、宮の唇を、唇で封じた。
源氏の体に宮のおん指がつよくくいこむのがわかる。

えっろい!えっろいわぁ!

当時、小学生だった私は、こうして古典の世界に迷い込んでいったのです。やですね。こんな小学生…。

■和歌に出てくる「白き露」とは何か?

古典に登場する和歌には、美しい言葉がたくさんでてきます。
「白き露」という言葉も、その一つです。

「白き露」とは、主に朝早く花や葉などについた、露をさします。
朝まだ早き時に、白露がついた花の和歌を詠むなんて、とても優美ですよね。

しかし!「白き露」には、実は、驚くべき別の意味が隠されているのです!

いいですか?男と女が夜の情事をしますよね。
その時に、男性側から・・・その・・・出ますよね。
それです。それが、「白き露」なのです。

確かに白いですね。はい。

源氏物語に出てくる、「露」という言葉を使った和歌をご紹介しましょう。

源氏物語の主人公源氏が、人妻の空蝉(うつせみ)を夜這いしようと思ったけど、逃げられちゃったので軒端の萩(のきばのおぎ)という処女を代わりに犯します。
(この時点でだいぶ最低ですが、いったんここはスルーします。)
その後、源氏から軒端の萩に送った手紙にあった和歌です。

ほのかにも軒端の萩を結ばずは 露のかことを何にかけまし
<すこしだって軒端の萩と関係を持たなかったら、露ほども言いがかりをつけるつもりはないのに>

この「露」を例の意味に解釈すると、

<Hしなかったら、「露」をかけることもなかったのにね>

とでもなるのでしょうか。
そりゃそうですけどね。直接的すぎやしませんかね…。

■源氏のロリコンっぷりがひどい件

光源氏は、言わずと知れた源氏物語の主人公です。
容姿端麗、学問も音楽も得意、政治力もある、権力もある、身分も高い、財力もある、スーパースター的存在ですよね。

そんな彼が、紫の上という幼女を自分のものにしちゃった話は有名ですよね。
いわゆる、ロリコンです。

ここでは、源氏がいかに紫の上を手に入れたかを、簡単にご説明したいと思います。

系図_藤壺若紫(2)

源氏は病気を治すために北山という場所のお坊さんを訪ね、そこでのぞき見した家にたいそう可愛い女の子がいました。
女の子は、源氏がもっとも恋焦がれる女性、藤壺女御に瓜二つ。
藤壺女御は、源氏の父桐壺帝の後妻、つまり義理の母なので、さすがの源氏でも手を出せません。(実はすでに出していますが)
後でわかりますが、この子は藤壺女御の実の姪でした。

源氏はまんまとその女の子、若紫をかっさらい、自分の家に連れていってしまいます。(犯罪です)
若紫の年齢は、今でいうところの小学校中学年から高学年くらいですか。
二人は毎日毎日家でイチャイチャし、一緒に寝たりします。
完全なるロリコンです。

そして、ある日、若紫がまったく起きてこない朝がありました。
髪の毛は汗でびっしょり、でも、布団から全然出てきません。
昨夜、明らかに何かがあったに違いありません・・・。

まぁ、昨夜源氏が犯してしまったわけなんですけども。

源氏はいつものように若紫のところに来るのですが、すねて出てきません。
昨晩、おいていった源氏の恋文はそのままで、若紫が読んだ形跡もありません。
それを見て、源氏はニヤニヤし、一層若紫に執心するのです・・・。

いいですか?!つい今まで源氏のことを「お兄さま、お兄さま」と慕っていた、幼い少女をですよ?!
いいんでしょうか?!そんなことをして!!ダメでしょう!犯罪ですよ!!

■まとめ

ほんとうはエロい古典へのいざない、いかがでしたでしょうか?
エロかったですか?そうでもなかったでしょうか?

エロスというものは、ほのかにエロいくらいが一番エロい、と私は考えています。
AVなどでばーん!と裸体がいきなり出てくるよりは、チラ見せの方がエロいのと一緒です。

今後も、さまざまな古典のエロをご紹介していきたいと思います。
14歳の処女の服をびりびりに破いて犯す上皇、ロリコンだけじゃない、マザコン、フケ専の源氏など、ネタはまだまだたくさんあります。

もしよければ、また遊びに来てください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!