深夜に真っ暗な感情を転がす
深夜。日付はとうに変わってしまった。
テンポの速いロックを聴きながら、キーボードを静かに叩きつけている。胸の内に暗く渦巻いている怒りを込めるように、ゆっくりと息を吐き出す。
部屋の明るさは調節できるが、私の気分とは反して一番明るい設定になっていた。体内時計が狂いそうな真白の明るさである。
数日前から続く微かな動悸と内臓の重たさが、余計に苛立ちを膨れ上がらせているようだった。この状態じゃ、すぐには眠れないだろう。
何がそんなに気に入らないのか、何に怒っているのか、自分で