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フィリピン人のおばちゃんが教えてくれた、おしゃれをする理由

シングルマザーのyukiです。

会社にいつもお掃除に来てくれるフィリピーナのおばちゃんがいます。

彼女もまた若い時に旦那さんと死別していて子供を女手一つで育ててきたので、
私がシングルマザーであることを知って以来、時折気にかけて話しかけてくれます。

暑いねーって言いながら2人で笑い話をしたり、
悔しいことがあってトイレで泣きながら話を聞いてもらったこともありました。

いつも1日かけて会社中を掃除してくれているので、
1日に2〜3回は会うのですが、
今日トイレですれ違った時、「あなた、髪縛ってみたら?」と言われました。

私の髪はおどろく程直毛なので、今流行りの抜け感なんていうものは微塵も出ないんです。
なのでいつもどストレート下ろしっぱなしで暮らしています。
直毛に生まれたことは、ある意味恵まれているとは思うのですが、
小学生だった平成初期以降、ヘアアレンジとは無縁の人生でした。

「私ももう歳だし、朝も忙しいし、そんなのは難しいよ〜」
ヘラヘラしながらそう返事をした私に、彼女は少し真剣な顔をしていったのです。


「私のママは映画に出る女優さんだったの。ママが教えてくれたことをあなたに教えてあげる。女は100歳になってもおしゃれをするの。男の為じゃなくて自分のため、そして周りの"全ての人間"のため。あなたがおしゃれをしていたら周りの人はみんなあなたを見るよ。子供ももちろんあなたを見る。かわいかったら嬉しくてママを自慢するでしょ?私の子供たちはみんなママが素敵って自慢してた。
年齢はただのナンバーなの。何歳だからとかそんなことは関係ないの。何歳でもおしゃれしなさい。女はずっとおしゃれするのよ。」


"化粧はマナーだ"みたいなことを言われるのが面倒だなと思うタイプの私。
それは、上手にできないから、頑張ってもいまいちオシャレになりきれない自分が好きではなかったから。
楽しくない。面倒臭い。
マナーをわきまえてないダメな女だって言われてるような気がして、辛かったから。

でも彼女の言葉を改めて考えてみると、やっぱり化粧を含む"オシャレをすること"はマナーなのかなと思います。

おしゃれというと少し大袈裟かもしれないけれど、
自分を手入れし、自分のためにおしゃれがあるのと同時に、人を喜ばせられるものでもあるんだなぁと。

こんな地味な私がオシャレしても笑われるだけじゃない?と思っていた時期がかなり長くありました。
服も好きだし、買い物も楽しかったけど、
それは最低限の流行りを外さず、センスのなさを疑われず、人に非難されないための
"無難に過ごすための最低限のテクニック"
の域を越えることはなくて、
化粧を一生懸命したり、ダイエットをしたり、
そうやって自分をよく見せることを"目的"としたり"楽しむ"ことはほぼありませんでした。

でも、彼女の言葉を信じるのであれば私が綺麗になることはみんながハッピーになること。となります。
ハッピーになるならオシャレした方がいいね?

"垢抜け"流行りの今。
なんでこんなに流行るんだろう?と考えると、
単純に自分がそうなりたい。もあるけれど、
やっぱり"綺麗になることは人をハッピーにする"という彼女の言葉に通じるものがあるのではないかと思います。

週末、言われるがままに髪を縛ってみたら、
息子に「まま、かみのけいつもそれがいいよ!」
と言われました。
なるほど?フィリピーナの言う通りだね?
正直今の私の力量で毎日これをやるのはきびしいのですが笑
今度息子とお出かけするときはこれにしてみようかな?と思いました。

影響力弱めの私なので…
↓前回記事参照

少しでもオシャレして見てもらえる自分になったり、
周りの人をハッピーにさせられたらいいなと思いました。

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