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「そして今日も私は狼煙をあげる」#マタニティリープ


母親になると、世界が一気に変わる。まるで目の前に広がっていた景色が、一瞬にして塗り替えられてしまうような感覚だ。命を育む喜びは、確かに深くて大きなものだ。でも、それと同時に、何とも言えない孤独や不安もやってくる。社会の中で「母親」という役割を担うことに、どうしても戸惑いが生まれる。それは、私自身の経験でもある。自分がどうあるべきかを考え続け、道を見失いそうになる時もあった。そんな時、笑い飛ばすように造った言葉「マタニティリープ」。"Maternity Leave(産休)"を文字って"Maternity Leap(飛躍)"。なかなかいい言葉じゃないか。そして私は狼煙をあげた。

私が伝えたいことは一つだ。妊娠や出産は、ただの試練や困難ではない。それはむしろ、新しい飛躍のチャンスだということ。育児や社会の期待に押しつぶされそうになる時もあるかもしれない。でも、その中でも、自分自身を見失わず、夢を追い続けられる。できるできないは関係ない。何せ、ピンチはチャンスなのだ。

驚くべきは、妊娠や出産は、家族全体の磁場を変えるということ。それまで平穏だった日常が、一つの出来事をきっかけにして、大きく変わっていく。母親だけじゃない。パートナーも、家族もみんながその変化に巻き込まれていく。仕事では、キャリアや人間関係が一変することもある。そう、マタニティリープはみんなに起きること。

もちろん、「マタニティブルー」や「産後クライシス」「チャイルドペナルティ」といったネガティブな言葉が社会で広がっていることは知っている。それが指し示す困難も、無視できるものじゃない。自分だってその渦中にいる。でも、私はその先にあるものも伝えたい。悩みや不安があるからこそ、その向こうに広がる新しい可能性が見えてくる。悩むことは悪いことじゃない。むしろ、飛躍のきっかけだ。

結婚していない人もいる、子どものいない人も。それにママだって色々。でも「分かり合えないとしても分かち合うことはできる」。応援する側とされる側の境界が曖昧になっていくこと。それは、お互いが自然に支え合うということなんだろう。「マタニティリープ」がそんな合言葉になったら、どんなにいいだろうと思う。

このメッセージは、私の子供にも伝えたいと思っている。私たちが夢を語り合い、次の世代にその灯火を手渡していく。

そして今日も私は狼煙をあげる。
#マタニティリープ

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