心の澱をフィルターする
引っ越しを控えて、家の中の物を片付けている。以前はちょっと目を瞑って全部段ボール箱に詰めていた。けれども、今回の引っ越し作業は物凄くひとつひとつのものに向き合って、そして結構な量を捨てている。
その代表的なものが、過去3年分のスケジュール帳である。今は百均のスケジュール帳を愛用しているのだが、当時は日毎にメモができるような千円くらいする手帳を愛用していた。でも、自分で仕事のスケジュール調整が出来るくらい自由な生活を送るようになってから、堅苦しいTHE・手帳に物を書くことが減った。その時思ったことを書き出すには、手帳という枠は狭過ぎた。
そして私は、日々の記録をノートや折り紙の裏に、吐き出すように、書くようになった。だから、今は仕事もプライベートも関係なしのノートと百均の手帳と暮らす生活を送っている。
そんなこんなで、私は過去3年分のスケジュール帳を前に、お疲れさん、という気持ちを抱いた。君たちを手放せるまでだいぶかかってしまったけども、もう自由だよ、という気持ちになったのだ。
ありがとう、私の大事な3年間。
心の澱をのぞいたら、なんだかスッと軽くなった。