【ブルーオーシャン:仮眠市場】日本は世界的に見て、睡眠後進国である Vol.2
皆さん、こんにちは。
本記事では、ブルーオーシャンの1つ「仮眠市場」を紹介していきます。
1. やはり世界的に日本人は寝ていない?
経済協力開発機構(OECD)の統計(Gender Data Portal 2019)によると、1日の睡眠時間は中国542分、アメリカ528分の中、日本は最短の422分(7時間22分)でした。
一方で個人的には7時間の睡眠時間は決して短くないと思いますが、ここで大事な事は、「7時間という数値ではなく、日本の睡眠時間が最短であり、世界的に見て睡眠後進国である」ということです。つまり、日本には睡眠に関して悩みを抱えている人が多く存在する為、睡眠に対する問題解決がビジネスチャンスにつながります。
2. 睡眠に関する基礎知識
睡眠に関する基礎的な知識を(a)睡眠の種類、(b)仮眠(睡眠)の必要性にフォーカスし、簡単に説明しておきます。何事も基礎からなので。
(a) 睡眠の種類 睡眠には、「レム(REM)睡眠」と「ノンレム(NON-REM)睡眠」があることは有名ですが、それぞれどういう役割があるのかご存知でしょうか。「レム睡眠」の役割は①からだの休息、②記憶の整理です。「ノンレム睡眠」の役割は①脳の休息、②体組織の修復、③成長(若返り)ホルモンの分泌です。これらの役割をもったレム睡眠とノンレム睡眠は約90分周期で入れ替わります。睡眠時間が7時間であれば4回程度繰り返すことになります。
(b) 睡眠の必要性 一般的に睡眠不足(レム、ノンレム睡眠の役割が機能していない状態)になると以下のような状態になりやすくなるので、睡眠が必要だと分かります。 ・集中力、理解力、判断力の低下 ・苛立ちやすい ・日中の強い眠気 ・病気になりやすい
3. ブルーオーシャンとしての市場価値
非営利研究団体RANDEUROPEが日本の睡眠時間に基づき経済損失を試算した結果は、2030年に16.9兆円でした(この試算は、睡眠不足の人が仕事を休むことによる損失や業務効率低下による損失などに基づく)。 今後、働き方改革や5Gの時代により、働く場所や時間帯が各々で選択できるようになれば、働き方に合わせた睡眠方法の多様化、最適化が必要です。
多様化、最適化する睡眠方法の1つとして仮眠にフォーカスし、次の記事にて紹介していきす。 ☞次の記事:【ブルーオーシャン:仮眠市場】これから伸びるのは昼寝(仮眠)業界 Vol.3
4. 追伸
最後に心動かされる名言を紹介します。偉大な先人たちの言葉から学び、行動を起こす心理的な活力にしています。
どれだけ良いアイディアがあっても、実行しなければ成功もしないし、失敗もしない。それは時間の無駄でしかない。【柳井正(ユニクロ社長)】
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