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脚本関連

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脚本家の卵🥚が集める脚本関連note集です。 何度も読み込むために、マガジンに追加させていただいています。敬意を込めて
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#ドラマ

イヤミスを“反面教師”にして現実を生きてほしい。「坂の上の赤い屋根」の原作者・真梨幸子×ドラマプロデューサー対談【ひろがる。私たちのオリジナルドラマ】

取材・文=大谷道子 撮影=中川容邦 ドラマ化の条件は「原作より面白く」。人の数だけ作られる真実への警鐘 ―まずは原作との出合いについて教えてください。 村松「以前から真梨さんの新刊が出るたび読んでいます。WOWOWで2015年に連続ドラマ化させていただいた『5人のジュンコ』は、WOWOWに中途入社する前でしたが、自分もいつかこうしたドラマを手掛けてみたいと思っていました。独身のキャリアウーマンたちの心の闇を描いた『女ともだち』(2012年/講談社刊)や、AV女優の連続

第9回 血の通った人物を書くには「ちゃんと生きる」

以前に脚本学校で講師めいたことをしていたと書きましたが、生徒さんの提出してくるシナリオで多いパターンがありまして、「これ、どこかで見たことあるなあ……」というものです。既視感のある物語が悪いとは僕はまったく思いませんし、僕自身既視感のあるものばかり作っていると思います。ですが、生徒さんの提出してくる既視感のある脚本は、どうしても「どこかで見たことあるなあ」という感想で止まってしまうのもが多いです。少し細かく言いますと、「既視感のある物語を既視感のある場面やセリフ、登場人物で作

きのう何食べた? season2 第5話 分析

「きのう何食べた?」のファンである夫が、「今週のきのう何食べた?がめっちゃよかった!よく分からないけど……構成がよかった気がする」という意見を珍しく私にぶつけてくれたので、実際に観てみた。そしたら……「なんだこれ。めっちゃいい。ラストで泣いてしまったぁああああ!」ということで、構成を分析してみよう。 第5話 「史朗の元カレ登場!幸せ…涙のクリスマス」起(起承転結)◾️0:00〜0:48 ・洗濯機周辺で水が溢れてしまい、てんやわんやの史朗。 ◾️0:49〜 ・夕飯を作りなが