今日の参拝62 ~謝るために神社に行く②~
ひと月ほど前、僕は謝るために神社に出かけた。
理由は、境内の物を持ち出したからである。
実は、同じようなことがもう一つあって、僕は、前回と同様、謝るために神社に向かったのである。
行先は、
伊富岐神社。
ここには宮司さんがおらず、従っておふだもない。
御朱印は「南宮大社」でいただけるのだが・・
御朱印は紙一枚。神や眷属の依り代としては、少々心もとない。
というわけで、以前僕は、境内から「石」を一つ自室に持ち帰ったのだった。
これが経緯である。
さて、この日、僕は南宮さんを経由して、伊富岐神社に入った。
ここにも雪が積もっている。
拝殿に立ち、南宮さんでいただいた御朱印をお供えして、祝詞を唱える。
然る後、
「このたびは、本当にごめんなさい。大変失礼なことをいたしました。」
と謝罪する。
考えてみれば、浅はかなことをしたものだ。神様や眷属様に、「我が家に来て下さい。」と言っているようなものなのだから・・・
謝罪しても気が晴れることはなかったが、やってしまったことはしょうがない。二度とこのようなことはしないと決めて、境内を参拝することとした。
ご神木。
裏手の境内社。
雪が深いせいか、誰かが参拝したような形跡はなかった。
木も折れていて、神様もさみしかったことだろう。持参した日本酒をお供えして、しばし会話する。
とりあえず一巡して戻った時、眷属の狛犬の後ろ姿に目が留まった。
ずーっと、変わらずに何かを守っている。
そんな「氣」を放っている。
「もうよい・・」
背中でそう言われている気もする。
神様が怒っているかどうかはわからない。案外、気にしていないかもしれない。けど、一つの「けじめ」として、これを行うべきと思った。
一連の謝罪が終わった後、ひとつふたつ考えたことがあるのだが、それは別途noteしよう。
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