農業をひも解く3 〜農業と福祉〜
農業は、栽培の結果生まれたもの、つまり農産物を販売して収入を得る営みだ。しかし、近年、農業から得られる他の産物に人が気づき始めている。
それは何か?
それは農業の「結果」ではなく、
過程
から得られるものだ。
例えば、家庭菜園をする、花を植える。なぜそれをするの?と聞くと、
「楽しいから。」
という答えが返ってくるだろう。上手に収穫できるに越したことはないが(笑)、うまくいかなくても、その人はそこから何かを得ているんである。
こういう風に言葉にすると、「なるほど」と思っていただけるだろうか?
だとすれば、書いた甲斐がありまーす。 (^0^)/
たまに「農業と福祉」のコラボが新聞に載ったりする。記事は大体、障がい者の方が、農業に取り組んでくださる事例だ。もちろんこれはいいことだ。
しかし、農業、つまり栽培の「過程で得られるものがある」、という考え方ができれば、「福祉」の裾野はもっと広がる。例えば、
高齢者と保育園児の交流
作業療法で、積み木の代わりに花を植える
ゲーム脳の緩和
などなど。
しかし、こうも思う。
人は元来、みどりを愛する生き物なのではないかと。
以前僕は、そのエビデンスを探した。
しかし、たどり着いたイギリスの文献には、
「そういうものなのだ。」
と書いてあった。
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