見出し画像

農業をひも解く24 ~フランク・ロイド・ライトから有機農業を学ぶ~

フランク・ロイド・ライト。
19~20世紀の著名な建築家。

画像_2021-11-30_080424

日本では、「旧帝国ホテル」が彼の作品で、今それは、玄関ホールの部分だけが「明治村」に移築され、残っている。
扉はその写真だ。
※ ぜひ行ってみてください。

さて本題。

このフランク・ロイド・ライトと「農業」の接点について、もうずいぶん前になるが、この本を読んでピンときたことをnoteしておく。

画像_2021-11-30_081015

ロイドの提唱した概念に、

有機(的)建築

というのがある。おおかたこのように ↓ 説明されている。

この部分、僕の本では、もう少し掘り下げた解説がなされている。

下の写真をご覧いただきたい。

画像_2021-11-30_081442

これは、「柱」である。
と同時に、

「装飾」であり、
「照明」である。

わかりますか?

では、農業のほうを見ていこう。

画像_2021-11-30_082028

これは、いわゆる「有機農業(稲作)」における、「トロトロ層」と言われるもの。有機栽培を続けていると、田んぼの表層に形成される。

トロトロ層って何?

こう考えた時に、上と同じような発想が出来るだろうか?
考えてみていただきたい。

トロトロ層は「土」である。
と同時に

「肥料」であり、
「農薬(除草)」である。

・・そうなのだ。

要素であるAとBとCが

A、B、C(互いに独立した存在)

ではなく、

A=B=C(それぞれ関連した存在)

であるということ。

そう。ロイドはこの観点で、自らの概念を

有機

と表現した。

翻って、現在の「慣行農法」は、

A(土)
B(肥料)
C(農薬)

という具合で、それぞれが完全に区別されている。

だから有機的農業を行うにあたっては、それがどんな「農法」をとる場合であっても、このことを頭に入れておくといい

そう。

それは何より、

自然が具現していること

なのだ。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?