農業をひも解く22 ~COP26、閉幕~
11月13日、予定を一日延長して、COP26が閉幕した。約2週間のイベント。
全体としては「Blah, Blah, Blah!」な結果、みたいに言われているけど・・
農業分野ってどうだったのか?
noteしておこう。
まずは、農水省のHPから。
ん-・・・なんかよくわからん。
添付資料もあるので、一度見てみてください(文字だけです)。
ちょっくら探してみて、具体的だった記述は以下のとおり。
○新たな国際枠組みで取り組む主なプロジェクト
・高温や病害虫に強い作物の開発・普及
・AIによる農業の生産性向上
・環境負荷低減技術のデータベース化
・牛のげっぷ由来のメタンガス排出削減
・人工衛星画像による牧草地の分析と活用
および
・中南米におけるCO2の土壌貯留の推進
etc.
・・といったことらしい。
ほんでもってこれを、「小規模農家」にも広げたい、と。
このプロジェクトを見て思うのは、基本、
適応
の考え方なんだな~、ということ。
「適応」ってのは、「それありき」ということ。
だから、気候変動ありきで、農業がそれにどう適応していくのか、という議論なわけで、僕としては
ちょっと残念
だ。
先の某女史も、こういうところに失望したんだと思う。
各国の思いが食い違う中で、合意を形成するのは難しい。
「大人の事情」ってのは横に置いておくにしても、発展途上の国々は、まだ、国力を積み上げたい!と思うだろうから。
・・それは理解できる。
しかし、気候変動に関して大事なのは、適応よりも
排出削減
だ。で、この排出削減は、行き着くところ、
生産(あるいは消費)自体を減らす
って方向に向かわないといけない。
こう考えた時に、今の農業は大きな問題を抱えている。
ここは正念場だ。
今まで「正しい」と思ってきたことは、実は正しくないかもしれない。
COP26は成功ではなかったかもしれないが、僕たちは、立ち止まって考えることはできる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?