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今日の参拝16 〜奉納〜

5月の連休はそこそこお天気に恵まれるものだが、今年は違う。
雨、雨、雨で、田植えが進まない。

僕は、そんな合間を縫って地元の稲荷大明神を参拝した。
ちょっとワケありなのだ。

この冬は大雪に見舞われたのだが、その雪質が重い、というのが特徴だった。山の木も折れたりしたんだけど、実は、鳥居の「笠木(+島木)」が落ちた神社が複数あったのである。このお稲荷さんもそうだった。

氏子の方が直すかなー、と思っていたのだが、なんと、その鳥居が撤去されてしまったのである!

お分かりだろうか?
写真の下、二の鳥居が撤去され、部材が右側に置かれている。

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何故だろうと考えてみた。
ひょっとしたら、壊れた鳥居は、昔、誰かが奉納したもので、その方はもういない。要は直す人がいないわけで、やむを得ず氏子が撤去したのかな・・、と。

いつもお参りしている僕には、ちょっとショックだった。
また、不意に、

悲しい

という感情が心を横切ることが時々起きたので、これはきっと、神様や眷族が悲しんでいるからに違いないと考え、思い切って、狛狐に「まえかけ」をプレゼントすることに決めたのである。

サイズを図り、知人に依頼した。後で聞いたのだが、なんと自分で採寸しに行ってくれたらしい。ありがたいことだ。m(_ _)m

調べたら、こういうのも「奉納」なんだって。(笑)
なんか大げさな話になってしまったが、まあ、それでもよかろう。

・・てなわけで、まえかけをした眷族たちのお姿がこちら。

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はい。特別あつらえの新品でございまーす。
狛狐様、まえかけデビュー。

大神様が、

「ワシのは?」

とおっしゃるかどうかは知らないが(笑)、とりあえずこれで、二の鳥居を失った悲しみが和らいだらそれでいい。

空に日が差して、雨が「狐の嫁入り」状態になった。

うん。よかった。

では大神様、僕は、田植えに行ってまいります。

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