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どうして僕は地元に戻ったのだろう?

どうしても行きたかった東京の大学に、二浪して入学。やりたかったことは「環境保護」。その当時、これを学べる大学は、全国で4つしかなかった。今ではどこも、学科名が変わってしまっている。

学校にはあまり行かずにm(_ _)m、もっぱらバイトにはげみ、もっぱら寮で悪友と酒を飲んでいた。バイクをこよなく愛したのもこの頃だ。

金はなかった!もっと勉強しておけばよかったと、時々夢にうなされるけれど、この寮での生活は、僕にとって貴重な財産となっている。

で、4年後に卒業・就職することになるのだけれど、あの頃は、実家に帰ることに疑いを持っていなかった。環境保護をやっている民間企業は地元にはなく、それに近しいカイシャを選ぶことにしたが、それほど迷いはなかった。ちょうどバブルの時期で、大変な売り手市場だったことも要因だったな、今思うと。

それから30年。僕はそのカイシャをやめようとしている。

自分でも気づかなかった。小学校以来、40年思い続けていた「環境」への思いが、ずっと心に残っていたことに。

そして思う。どうして僕は地元に戻ったのだろう、と。


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