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叱られるはずもないのだが・・

11月8日

打ち合わせのために外出。
天気が不安定で、道中、降ったり止んだりの繰り返し。

昼休み頃、駐車場に到着。僕は車内で昼食をとる。その後は昼寝を決め込むわけだ。

弱い雨が降っていたが、空がパッと晴れて「天気雨」状態に。
キツネの嫁入り・・ですね。
ちなみに、この辺りにはお稲荷さんはないと思う。(笑)

「浄化の雨だなあ・・・」

そんなことをぼーっと考えて、僕は目を閉じる。

ピュウーウーー


と、ラジオのチューニングのような高周波音がする。
・・けど、クルマのキーはOFFってある。そもそもラジオはつけてない。

「どなたかいらっしゃってますか?」

僕は問うてみたが、「誰か」がいるはずもなく、気配も感じられない。
僕は再び目を閉じる。

少し眠った頃か・・

おい!


と呼ばれて目が覚める。
結構はっきりした音声(男声)だったが、やっぱり誰もいない。

「叱られるようなことはしてないんだけどなあ・・」

そんなことを考えながら、申し訳ないけど、再度眠りにつく。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

打ち合せが終わった。

「あれは誰だったのかなあ?」

思い当たったのは「お不動様」。こちら方面に来ると、時々お参りに行く。
お不動様に叱られるはずもないのだが(笑)、ちょっと寄り道してみよう。

「お久しぶりでございます。何かお呼びになりましたか?」

いつもひっそりと佇むお不動様に、僕は話しかけた。

後頭部がジンジンして、何かスピ的なエネルギーを感じたが、明確なイメージはいただけなかった。

けど、お参りに来られただけでも良かったと思い、僕は手を合わせる。

ふと脇を見ると、上に続く参道に、結構大きな枝が落ちている。枯れて折れたようだ。

「片づけるか・・」

よいしょ、とそれを脇によけさせていただいた。

「では帰ろう。」

僕はお不動様にさようならを言って、仕事に戻った。

これでよかったのかは、わからない。
また、「叱られるようなことはしていない」と書いたが、本当にそうだろうか?進捗が遅かったり、行動・思考が不十分だったりしてないだろうか。

考えないといけないね。


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