七夕

7月7日。
いつもと同じように、日の出と共に行動を開始する。

予想最高は37℃。暑いがそれもしょうがないと、いつものようにセブンでコーヒーを買って、現場に向かう。

だが、何だろう、不思議に自分の心が軽いことに気付く。
開放的というか、明るいというか・・

車のラジオはいろんなニュースを流している。政治的なこと、芸能的なこと・・僕はいろいろ考える。

トンネルに差し掛かる。
すると不意に、心に言葉が浮かんできた。

自分に関係のないことは気にしないでいい

反射的に僕は、

・・そうですよね

と答える。

その時の僕の心は、とても豊かだった。

ほんの些細な出来事だが、自分で心の豊かさを“自家発電”出来たことに、僕は少しニンマリする。

心を切り替えてみる。

すると、空気か時間か分からないが、今日は僕を取り巻く何かが違っている・・と感じられた。

波動が高い？

結論はそういうことだった。

実は、先日、師匠の施術を受けた時に、

タナバタ、タナバタ、って伝わって来るんですがね・・

というのがあった。だが、師匠もその意味は分からないという。七夕かも知れないし、“棚畑”かも知れないし・・と。

折しもこの日は7月7日。別に短冊に願いを託したわけでも、星に思いを寄せたわけでもないけれど、この波動っていう素敵なプレゼントをいただいた。

僕的にはこの日は人と人がつながる日。
ひょっとしたら、見えない世界で新しい「繋がり」が動き出したのかも知れない。