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ささのはさーらさら、のきばにゆれて

今日はたなばた。

子供の時によく歌っていた
「たなばたさま」、
改めて歌詞を読むと、
結構難しい言葉も使われていました。


ささの葉さらさら
のきばにゆれる
お星さまきらきら
きんぎんすなご

ごしきのたんざく
わたしがかいた
お星さまきらきら
空からみてる」 

「のきば(軒端)」や「すなご(砂子)」、
なんとなく、幼稚園の先生や母が
教えてくれた気がするのですが、
今の子供たちも
大人たちから教わって歌っているのでしょうか。

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そして、「五色の短冊」ですが、
ただ単に
「たくさん色があると綺麗だから」
ではなく、きちんと意味があったのですね。

気学風水鑑定家の生田目浩美。先生が
コラムで紹介されていたのですが、
「五色」は中国の「五行」
(自然界における全てのものは
「木・火・土・金・水」という
5つのエネルギーにあてはめられるという
考え方)の色。

その五色は、
木=緑、火=赤、土=黄色、金=白、水=黒(紫)なのですが、
日本では「黒は縁起が悪い」という考え方から、
紫を用いることが多いのだそうです。

七夕といえば、この「五色の短冊」に、
願い事を書いて飾ると願いが叶うと
言われていますが、
生田目先生によると、

「五行には、それぞれ担当する運気があるので、上げたい運気の色の短冊に願い事を書いて飾ればOK」
なのだそうです。

ちなみに、
それぞれの色は次のような運気・エネルギーを
担当しているのだそうです。
(それぞれ、一例です)

◆木(緑の短冊)
仕事運、恋愛運、出世運、ひらめき力、明るさ、トーク力

◆火(赤の短冊)
勝ち運、ビューティー運、勉強運、行動力、決断力、人気運、直感力

◆土(黄の短冊)
愛情運、安定運、健康運、家庭運、優しさ、忍耐力、継続性

◆金(白の短冊)
金運、仕事運、旅行運、恋愛運、結婚運、喜び、趣味、楽しみ

◆水(黒(紫)の短冊)
魅力運、貯蓄運、芸術運、若々しさ、縁をつなぐ。

もし今から短冊を書く方は
短冊の色も気にしながら
願い事を書くと
楽しいかもしれませんね。

そして、今日は「そうめんの日」。

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以前、そうめんのことについて書いたときにも
ご紹介しましたが、
そうめんはもともと中国の食べ物で、
「索餅」(さくべい)という、
小麦粉と米粉で作ったお菓子でした。

このお菓子が好きだった
中国の皇帝のお子様が亡くなったあと、
中国で疫病が蔓延したのですが、
お子様が好物だった索餅をお供えしたところ、
疫病が収まったことに由来して、
「7月7日に無病息災を祈って
索餅を供えるとよい」
と言い伝えられるようになった、
という説があります。

それが日本に伝わり、
927年に完成された日本の宮中の
儀式・作法をまとめた「延喜式」には
「索餅が旧暦7月7日の七タの儀式に供えられた」
と記載されているのだそうです。

平安時代には
そうめんの元となった索餅が宮中の七夕行事に
欠かせないものになっていたのですね。

やがて索餅はそうめんに姿を変え、
一般にもそうめんを七夕に食べる習慣も
広がっていきました。

そして、
伸ばしても伸ばしてもきれないそうめんは
「ご縁が繋がるように」
という願いも込めて
贈答品にも使われるようになったのです。

このコロナ禍や大雨の被害のニュースの中で
「無病息災」の大切さが、
本当に心にしみます。

わたしの実家でも
七夕には毎年母がそうめんを
用意してくれました。

七夕の今日、
無病息災とよいご縁が繋がることを祈って
そうめんをいただきたいですね。

わたしも今日は梅そうめんにする予定です
(^^)

今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

*写真のワンちゃんは、昨日
「英国のお母さん」のジルから届いたカード。

イングランドではロックダウンが緩和されたので
久しぶりに映画館に映画を見に行ったと
嬉しそうに書かれていました。

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