1997年がフラッシュバックする「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」
昨日は職場の振替休日制度を使用して
上野・国立西洋美術館で開催中の
「ロンドンナショナルギャラリー展」へ。
この美術展もコロナ対策のために
日時指定チケットを事前に購入することが必要なのですが、
やはり人気があるので、
直近の7月の土日だとすでに予約が埋まっていたのです。
通常は月曜日は美術館休館日なのですが、
なぜか開館していた昨日が直近で予約できる日だったので、
思い切ってこの機会に振替休日をいただきました。
今回の展覧会は、本当に贅沢なんです。
(写真は展覧会の看板やチラシです)
ゴッホの「ひまわり」、
フェルメールの「ヴァージナルの前に座る若い女性」、
ターナーの「ポリフェモスを嘲るオデュッセウス」、
モネの「睡蓮」
などなど、全て日本初公開の作品ばかり。
ナショナルギャラリーでも人気のある主要な作品を
これだけまとめて貸していただけたことにも
驚きます。
(ナショナルギャラリーとしても、
初めてのことだそうです。
それはそうですよね)
わたしは1997年に英国に滞在していた年、
ピカデリー付近に行くと、
ほぼ必ずこのナショナルギャラリーに
立ち寄っていました。
ですから、入場前に
トラファルガー広場から見た
この美術館の正面の写真のパネルを見たとき
本当に懐かしかったです。
ここには写真を載せていない作品も
「ああ、見覚えがある」
というものがあり、
1997年当時の自分のことも思い出したりしながら
ゆっくり拝見しました。
逆に、覚えてはいなかったのですが、
印象深かったのは
ルノワールの
「劇場にて(初めてのお出かけ)」。
初めて劇場に来たらしい少女は
まだ頰もふっくらと初々しく
レディらしく着飾って入るけれど
紳士・淑女でいっぱいの初めての劇場に
どきどき緊張しつつ
これから始まるお芝居?への期待で
わくわくしてもいます。
年若いお嬢さんには少し落ち着いた
青でまとめた服装も
これから彼女が
聡明な女性に成長していくしるしのようで
なんとも言えずいいなあと思うのです。
ゴッホの「ひまわり」は、
こちらがSOMPO美術館で見たのの
元になっているはずなのですが、
わたしはなぜか前日に
SOMPO美術館で見た方に
より強いエネルギーを感じました。
(まあ、どうしても最初に見たものの方が
どうしても強く印象に残るのかもしれませんが
・・・)
そして、特別展の後に常設展にも立ち寄ったのですが
その所蔵品にびっくり。
その展示作品の量もすごかったのですが、
こちらにもミレイやロセッティ、
ゴーギャンにシニャック、
藤田嗣治。
有名画家の作品が、あることあること。
(しかも、かなりの作品が
写真撮影OKなのです)
そして、
「あ、美しい絵がある」
とひっそりと佇む絵に見とれて近寄ってみると
そこには
「ヨハネス・フェルメールに帰属《聖プラクセディス》」。
(画像はこちらからお借りしております。
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3909)
「帰属」というのは、
この「聖プラクセディス」がフェルメールの作品かどうか
専門家の間でも意見が分かれているため。
また、完全なオリジナルではなく、
イタリアの画家の作品の忠実な模写とのこと。
本当にフェルメールの作品かどうかは別にしても、
ため息が出るほど美しい絵でした。
失礼ながら全く期待していなかった常設展、
本当にこれだけでも
特別展レベルでした。
今回も特別展・常設展両方の
絵葉書を買って来ましたが、
1997年にイギリスにいた時も
絵葉書を買っては
日本の実家に送っていました。
ナショナルギャラリーの近くには
小さな郵便局があって、
そこですぐにはがきを書き、
切手を買って送ったことも
なんどもありました。
今回の展覧会では
そんな懐かしいこともたくさん思い出し、
余計に味わい深い時間になりました。
今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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かなりシビアだった「おじさん編」に比べると、
さすがにかなりマイルドです。