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とにかく残念!な三鷹図書館の対応

今日、三鷹図書館本館であの「くまの子ウーフ」や
「ふらいぱんじいさん」の作者、神沢利子さんの
96歳のお誕生日を祝うイベントが行われました。 
(入場無料、事前申し込み要)   
 

昨年で「ウーフ」「ふらいぱんじいさん」が出版50周年を迎えたため
図書館では記念の展示を行っています。 

先週その展示を見に行った時に今日のイベントのことを知って、
申し込み受付開始日の21日のお昼休みに電話したとき、
「もう満員で、キャンセル待ちも受け付けていない」
と言われたのです。 
 
五十人の定員が埋まったといっても、
当日絶対に何かの事情でいけなくなる人だっているのだし、
空席が空いているよりは本当にお話を聞きたい人が
そこでお話を伺った方が、神沢先生にとっても良いのでは?
と思いました。 
 
それに、こんな機会、滅多にないのです。 
 
わたしは少し早めに会場について、会場が開くのを待っていました。 
そこでわかったのは、親子連れが多いこと。
 
ご夫婦二人にお子さん二人、という方もざらにいます。  

膝にだけるお子さんはカウントしないのかもしれませんが、
それでも五十人なんてすぐ埋まるだろうな、と思いました。 
 
主婦の方が朝から図書館に電話できるかもしれませんが、
仕事をしていれば、お昼休みに電話するのが精一杯です。   

それで
「すでに埋まっています、キャンセル待ちもありません」
と言われると、勤め人はどうすればいいんだ?
と思いました。 
 
それでも、やはり当日来ない人もいるだろうと思い、
今日会場に伺って、受付で
「先日申し込もうとして満員だと伺いましたが、
立ち見でもいいので、お話聞かせていただけませんか?」 
とお願いしました。 
 
答えはNO.

でも、会が始まる時、開いた扉の間から、
空席が10席くらいありそうなのが見えました。 
 
遅れてきた方もいましたが、それでも6席くらいは
空いていたはずです。 
 
廊下で聞くしかありませんでしたが、
司会の方の声はよく聞こえたものの、
神沢先生の声はあまりよく聞こえませんでした。 
 
最後に、会が終わって先生がお部屋から出て来られた時
せめてご挨拶したかったのですが、
すぐ隣室の控え室に入られ、
会場にも入れず、お話も聞けなかったので、
せめてご挨拶したいと行っても
「今回は接触は無しで」
と断られました。 
 
あまりにも残念でした。 
これ、誰のためのイベントなんでしょう? 
 
神沢先生を大切にしたいのはわかります。 
 
でも、そんなにすぐに定員が埋まったということは、
やはり参加したい方がそれだけ多かったからでしょう? 
 
「キャンセル待ちは受け付けておりません」
ではなく、受け付けることをなぜ検討しなかったのだろうと思います。 
 
運営側としては、
「キャンセル待ちも立ち見も受け付けておりません」
という方法の方が楽でしょう。 
 
でも、本当に先生のお話を聞きたい方に参加してもらうことも、
大切なことではないですか?  
  
例えば、
「立ち見であれば?人まで入場を認めます」
「当日時間になってもいらっしゃらない方がいたときに
当日会場にいらした方は先着順でお入りいただけます」
などの策をなぜ考えなかったのでしょう? 
 
おまけに、ちらりと見えた会場には、十分余裕がありました。 
 
つまり、後10人やそこらの席を準備することは、
十分可能だったのです。 
  
(ここからは妄想ですが)
「定員、何人にする?」
「五十人くらいでいいんじゃない?」
もしかしたらそんな風に定員を決めて、
実際には思った以上に申し込みが多かったけれども
「まあ、いいんじゃない、最初からそうやって決めたし、
キャンセル待ち断っちゃったから、
後からありにもできないでしょ。」
「このまま基本通りに行きますか」 
・・・・そんな感じだったのかもしれません。 
 
なんだか、いろんな意味で残念でした。 
 
ともかく、神沢先生、お誕生日、おめでとうございます。 
 
最後に、ちらりとだけでもお姿を拝見できて、
嬉しゅうございました。
 
どうぞお元気でお過ごしください。

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