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小手先の会話テクニックにあらず!「人の心を動かす話し方」

わたしの陽転思考の師匠、
和田裕美さんの最新刊、
「人の心を動かす話し方」
を拝読しました。 
  
 

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タイトルからして 
「話し方の本」
に見えますが、

「話すテクニック」
だけではなく、
人とのコミュニケーションにおいての
「他者の慮りかた」
について書かれています。

日本の伝統・文化においては
「空気を読む」
ことが欠かせませんが、
それは自分のためにではなく、
「相手のために空気を読む」
ことに意味があるのです。 
 
「上司が疲れていそうだな。
なぜかな?
今日会議があったからかな?
そこで、こう言う会話があったのかもしれない
・・・・」 
 
このように、相手の状況を想像し、
その上で相手に
どんな言葉をかけたら良いか考えて、
声をかけるのです。  
 
そして、場合によっては
相手の空気を読んでも、
それに影響を受けることを
避けることもできます。 
 
例えば、相手が
マイナスのことばかりぼやいているとします。 
 
その時、もし自分が
「もっと前向きな会話をしたい」
と望んでいるなら(ゴール)、 
 
相手の空気は読んだ上で、
自分の話し方や雰囲気で
明るい空気を作り、
相手に影響を与え、 
自分の持っていきたいゴール
(例、会話を前向きな方向に変えたい、
建設的な議論に変えたい) 
に相手を動かしていくことも
可能になるのです。 
 
営業のお仕事で
当時の職場で世界No.2の成績をおさめた
和田さんなので、
営業よりの会話テクニックもありますが、
全て営業以外の会話にも
活かせるものばかりです。 
 
根底にあるのは、
出会った人、目の前にいる人を
しあわせにするために
相手の状況を慮り、
空気を読み、
言葉をかけること。 
 
これは、話す場合だけでなく、
メールやチャットでコミュニケーションを
とるときにも、
とても大切なことだと思うのです。 
 
コロナウィルスの影響で
リモートワークも広がりました。  
 
目の前に相手がいない状態で
コミュニケーションをとる機会が
とても増えていますよね。 
 
話すときもそうですが
文字でのやり取りにおいても
見えないからこそ
相手の状況や気持ちを想像し、
どのように伝えたら良いか考えた上で
言葉をかけることは
とても大切なことですよね。 
 
目の前の相手の表情が見えないからこそ
お互いに気持ちの良いやり取りができるよう、
そして良い関係をつくっていけるよう、
これまで以上に
相手のために空気を読み、
丁寧にコミュニケーションを
とっていきたいもの。 
 
今、この状況だからこそ
読んでおきたい1冊だと思いました。 
 
「人の心を動かす話し方」
(和田裕美,廣済堂出版
https://amzn.to/2YDnS0V 
 
今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。 
 
*「人生よかったカルタ・おじさん編」。
 
今回は「ふ」、
「部下が言うことを聞いてくれなくてよかった。」 
 
あなたなら、
なぜ「よかった」のだと思いますか? 

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わたしの解答例は
 
「以前の部下に言っていたような言い方では
もう通用しなくなっていることに気づき、
若い世代にも伝わりやすいように、
言い方をかえるようになったから。」 
 
あなたはどんな答えを考えましたか?
 
(フィクションでも結構です)
 
聞かせてくださいね(^^)

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